日本触媒と三洋化成工業は29日、2020年10月に経営統合することで基本合意したと発表した。統合持ち株会社を設立し、両社が傘下に入る形を予定する。化学業界では欧米メーカーとの競争激化や新興国メーカーの台頭などで経営環境が厳しさを増している。こうした中、経営を統合して、両社が主力とする高吸水性樹脂(SAP)事業の基盤強化を図るとともに、規模拡大による競争力や収益力の向上につなげる。SAPは紙おむつなどに使われる。2019年3月期の売上高は日本触媒3496億円、三洋化成1615億円で、単純合計で5000億円を超える。
日本触媒は大阪市、三洋化成は京都を本社とし、いずれも関西系の化学メーカー。統合持ち株会社の名称は未定。本社機能は大阪市と東京に置くが、登記上の本店所在地は京都市とする。今後詳細な協議を進め、2019年12月をめどに経営統合に関する最終契約を締結する予定。
2020-10-21
両社は経営統合の中止を発表。2019年11月に統合について最終契約を結んでいたが、その後の原材料価格や製品価格の大幅な変動や、両社を巡る事業環境の変化により、統合を実施することが困難になったという。
No. | 開示日 | 買い手 | 対象企業・事業 | 売り手 | 業種 ▽ | スキーム ▽ | 取引総額(百万円) ▽ | タイトル |
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1 |
2011年2月24日 |
日本ポリマー工業(株)
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非公表
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2 |
2015年3月31日 |
日本ポリエステル(株)
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非公表
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3 |
2019年5月29日 |
豊田通商(株)ほか
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4 |
2024年11月12日 |
(株)イーテック
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JSR(株)
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7,200
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