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フーマイスターエレクトロニクス<3165>、MBOで非公開化

2019-02-13

東証ジャスダック上場で韓国LG向け電子部品販売を主力とするフーマイスターエレクトロニクスは13日、MBO(経営陣による買収)によって株式の非公開化を行う、と発表した。投資会社のTMK(東京都杉並区)がフーマイスターの完全子会社化を目的とするTOB(株式公開買い付け)を実施する。TMKはフーマイスター社長の武石健次氏の親族企業が出資する。フーマイスターはTOBへの賛同を表明している。

TMKによる買付価格は1株1180円で、TOB公表前日の終値820円に対して43.90%のプレミアムを加えた。買付期間は2月14日から4月10日。買付金額は8億1500万円。

フーマイスターは1988年設立で、日立製作所製の電子部品を韓国LGグループ向けに取り扱う特約店としてスタートし、現社長の武石健次氏が設立当初からかかわっている。2016年9月期と17年9月期に2年連続で減収・営業赤字を計上するなど業績が低迷している。電子部品業界を取り巻く事業環境や激化する競争を勝ち抜くためには短期的業績に左右されることなく、抜本的な事業基盤の再構築が不可欠として株式の非公開化が最善の選択と判断した。

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