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中国子会社の売却が4月急増、日東紡・タマホーム・TSIHDなど5件
2019/04/22
日本企業が中国子会社を売却する動きが広がっている。1~3月は各月1件だったが、4月はすでに5件に上る(適時開示ベース)。その大半が人件費上昇や人民元高に伴う収益悪化を理由とする。繊維、衣料関連が目立ち、今年の全8件中、4件を占める。
日東紡は台湾のガラスクロスメーカー・Baotek(売上高57億623万円、営業利益5億2576万円、純資産51億2531万円)を子会社化することを決めた。
Baotekの発行済み株式のうち35.22%を公開買い付けで、14.88%を私募株式で獲得し、合計51%を取得する。
日東紡のグラスファイバー事業強化の一環で、ガラスクロスを手がけるBaotekを傘下に収めることで、日東紡の高付加価値製品の生産を委託する。Baotekが持つ産業資材用途の顧客との信頼関係を活用し、産業資材向けに日東紡製品を拡販する。
株式取得金額は10億7400万台湾ドル(約40億円)。
株式取得予定日は2018年6月26日。
日本企業が中国子会社を売却する動きが広がっている。1~3月は各月1件だったが、4月はすでに5件に上る(適時開示ベース)。その大半が人件費上昇や人民元高に伴う収益悪化を理由とする。繊維、衣料関連が目立ち、今年の全8件中、4件を占める。