電子楽器大手のローランドは、MBO(経営陣による買収)を実施し株式を非公開化すると発表した。代表取締役社長の三木純一氏が設立した常若コーポレーション(東京都港区)がTOB(株式公開買い付け)を実施し、全株式取得を目指す。買付価額は最大で416億円。

ローランドは主力とする電子楽器事業で、海外製品の増加や価格競争の激化に伴い業績が低迷。調達コスト削減や新たな市場の開拓などを進めてきたが、より抜本的な事業構造改革の推進が不可欠となっていた。そのため、株主へのリスクを最小限とするため非公開化することを決めた。

買付価格は1株あたり1875円で、公表前営業日終値の1584円に対して18.4%のプレミアムを加えた。買付予定数は1479万8500株(下限)。買付期間は5月15日から6月25日まで。決済の開始日は7月2日。