ノーリツ＜5943＞、中国給湯器メーカーの櫻花衛厨を取得

ノーリツは、給湯器などの製造・販売を手がける中国の櫻花衛厨（中国）股有限公司（江蘇省昆山市）を傘下に持つSakura(Cayman)Co.,Ltd.（ケイマン諸島）を子会社化すると発表した。株式55％を約82億4000万円で取得する。2013年8月下旬の取得を予定している。

ノーリツは2016年までに海外での売上高を400億円（2010年度比2.5倍）に拡大し、海外事業の比率を16％（同1.7倍）にまで高めることを目指しており、特に中国を重点エリアと位置付けている。現在は、上海を中心にガス給湯器などの住宅設備機器を生産・販売している。一方、櫻花衛厨はガス給湯器のほか、コンロやレンジフードなど総合住宅設備機器を取り扱っている。ノーリツは今回の取得により製品の補完が可能になるほか、共同開発や相互供給などの相乗効果が見込めると判断した。

Sakuraの2011年12月期の売上高は213億円、営業利益は5億400万円、純資産は57億5000万円だった。