荒川化学工業は、米大手化学メーカーのダウ・ケミカルがドイツで展開する水素化石油樹脂事業と、現地の合弁販売会社の荒川ヨーロッパ社(売上高約36億2000万円)を完全子会社化することについて交渉を開始すると発表した。

荒川化学工業は1970年に高圧水素化技術を応用した無色透明な水素化石油樹脂「アルコン」(粘着・接着剤用樹脂、プラスチック用添加剤等)を開発し、世界中で販売してきた。ダウ・ケミカルは荒川化学工業から製造技術のライセンスを受けることにより、1999年にドイツのコンビナート内に水素化石油樹脂の一貫生産体制を確立し、販売会社として荒川ヨーロッパ社(出資比率はダウ・ケミカル60%、荒川化学工業40%)を設立した。荒川化学工業は今回、コア事業の1つである水素化石油樹脂事業をダウ・ケミカルから取得することにより、グローバル展開を加速し一層の事業拡大を目指す。

追記事項

2010-11-01
荒川化学工業は、10月29日(ドイツ時間)付けで水素化石油樹脂の製造設備と荒川ヨーロッパ社を取得したと発表した。取得価額は非公表。