バナーズ＜3011＞、ベトナムで鋳・鍛造品事業を手がけるフジキャスティングを譲渡

バナーズは、ベトナムで鋳・鍛造品事業を展開するフジキャスティング（東京都港区。売上高ー、営業利益△600万円、純資産△10億2000万円）の全保有株式98.3％を、アジアへの投資事業を主力とするインベストサイゴン（東京都港区）に譲渡することを決めた。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2009年7月10日。

バナーズは2016年3月期にフジキャスティングを子会社化したが、ベトナムにおけるインフレの進行や原材料の高騰などにより、経営環境が悪化。鋳・鍛造品事業が軌道に乗り収益を確保できるようになるまでには依然として時間がかかると判断し、同事業からの撤退を決めた。今後は、不動産利用事業や自動車販売事業に経営資源を集中させる。