ゲートは、MBOの一環としてセキテクノトロンに対して完全子会社化を目的に株式公開買い付け(TOB)を実施することを決議した。セキテクノトロンはTOBに賛同の意見を表明しており、TOB成立後は上場廃止となる。
セキテクノトロンは、エレクトロニクス専門商社の先駆けとして事業を展開してきたが、厳しい経営環境の中、事業・商品群・グループネットワークの再構築を中心とする経営改革を図る必要があった。ゲートは、技術系専門商社であるコーンズ ドッドウェルとセキテクノトロンの経営者がそれぞれ議決権の50%を有する買収目的会社である。セキテクノトロンの株式を非公開化し、協働を通じた事業シナジーにより中長期的な企業価値の最大化を図る。
TOBの買付価格は1株あたり155円。TOB公表前営業日である2009年3月10日の対象株式の終値50円に対して210%のプレミアムを加えた。
TOBの買付予定数は340万3000株(下限は340万3000株)で、買付額は約5億2700万円。
公開買付期間は2009年3月12日から4月23日まで。