コマツは日平トヤマをTOB(株式公開買い付け)により子会社化することを決議した。現在コマツは株式29.33%を保有しているが、TOBにより完全子会社化を目指す。日平トヤマは今回のTOBに賛同の意見を表明している。

両社はともに自動車関連業界や半導体関連業界を主要顧客とし、また北陸地域に生産基盤を持つという共通点がある。コマツは2006年に日平トヤマの株式を取得し、製品の相互販売や開発などで協業を進めていた。完全子会社化することで研究・開発分野での協力や新たな事業分野の共同開拓など、中長期的な経営課題により柔軟、迅速に取り組めるメリットが大きいと判断した。

TOBの買付価格は1株あたり1250円。TOB公表前営業日まで過去1カ月間の対象株式終値の平均値896円に対して39.51%のプレミアムを加えた。TOBの買付予定数は3434万6648株で、買付予定額は429億円。公開買付期間は2008年1月22日から2008年3月17日までを予定している。

公開買付には上限が設定されていないため、買い付けの結果次第では東京証券取引所の上場廃止基準に抵触し、日平トヤマは上場廃止となる可能性がある。また日平トヤマの株式全てを取得できなかった場合には株式交換により完全子会社化することを予定している。