トップ > M&A速報 >1週間のM&A速報まとめ(2025年10月27日〜2025年10月31日)
M&A速報

1週間のM&A速報まとめ(2025年10月27日〜2025年10月31日)

2025-11-01

2025年10月27日

アイリックコーポレーション<7325>、アセットガーディアンから保険ショップ事業を取得

来店型保険ショップ「保険クリニック」を運営するアイリックコーポレーションは、生損保代理店事業のアセットガーディアン(東京都中央区)が首都圏で展開する保険ショップ事業を取得する。対象となるのは既存の保険契約と来店型保険ショップ「保険 de 安心館」2店舗。アセットガーディアンの組織再編に伴うもので、取得した2店舗は「保険クリニック」の直営店として運営する。アセットガーディアンは第一生命保険(東京都千代田区)の100%子会社。

西華産業<8061>、塗装機械メーカーの旭サナックを子会社化

機械総合商社の西華産業は、これまで協力関係にあった旭サナック(愛知県尾張旭市)を子会社化し、販売や事業開発での協業を深化させる。旭サナックは塗装機械、圧造機械、精密洗浄・コーティング装置の製造・販売などを手がけ、西華産業とはドイツとタイで合弁会社を設立している。同社は売上高141億円、営業利益16億8000万円、純資産69億円(2025年5月期)。

ポート<7047>、持ち分法適用関連会社で若年層向け人材紹介のHRteamを子会社化

就活生向け口コミサイト「就活会議」などを運営するポートは、HRteam(東京都渋谷区)の株式を追加取得して子会社化し、新卒採用支援事業での連携を強化する。就職情報サイトなどの広告型市場から、成長拡大を見込む人材紹介などの成果報酬型市場に軸足を移すのが狙い。

ラクスル<4384>、ダンデライオンからスタンプ・名入れ通販事業を取得

印刷・広告のプラットフォーム事業を展開するラクスルは、子会社のハンコヤドットコム(大阪市)が印鑑・スタンプのEC(電子商取引)サイトを運営。スタンプ、名入れ文具の通販サイト「はんこ奉行」を運営するダンデライオン(奈良市)から同事業を取得し、ハンコヤドットコムのシェア拡大のほか、製造ノウハウの獲得や生産拠点集約による生産能力強化につなげる。

2025年10月28日

ニプロ<8086>、持ち分法適用関連会社で医療機器の米G2/Spryte Holdcoを子会社化

医療器具メーカーのニプロは、バスキュラー(血管)医療機器ビジネス拡大のため、2024年にAdams(東京都千代田区)と共同出資で設立した米G2/Spryte Holdco, LLC(マサチューセッツ州)の技術力と市場性などを判断し、持ち分を引き上げて子会社化する。

油研工業<6393>、油圧機器メーカーのJPNを子会社化

油圧機器メーカーの油研工業は、ミニ油圧シリンダや医療機器用油圧シリンダなどを製造するJPN(東京都大田区)を子会社化することで、現中計で掲げる製品群の拡大や既存販売網の相互補完につなげる。

太平洋セメント<5233>、米Vulcan Materialsから生コン工場・セメントターミナルを取得

太平洋セメントは、骨材、アスファルト、生コンを製造する米Vulcan Materials Company(アラバマ州)から、カリフォルニア州内の生コン工場41か所とセメントターミナル2か所などを取得することにより、コンクリート需要が堅調な同州での事業拡大を狙う。

イートアンドホールディングス<2882>、冷凍餃子製造販売のオーパスを子会社化

飲食店「大阪王将」の展開や餃子卸売りを手がけるイートアンドホールディングスは、冷凍餃子の製造販売・卸のオーパス(大阪府摂津市)を子会社化することで、自社EC(電子商取引)での商品ポートフォリオの拡充を図る。

2025年10月29日

GENDA<9166>、米Newo Enterprisesからアミューズメント施設9店舗を取得

ゲームセンターやカラオケ店などを展開するGENDAは、アミューズメント施設とミニロケ(無人のゲームコーナー)を展開するNewo Enterprises, Inc.(フロリダ州)から、アミューズメント施設9店舗を取得し、現地でのシェア拡大やネットワーク拡充を図る。対象事業の売上高は、取得前に閉店する1店舗を含めた10店舗で4億4900万円(2024年度)。

日本電気<6701>、テレコム事業者向けソフト開発の米CSG Systems Internationalを子会社化

日本電気はテレコム事業者向けのソフトウエア・サービス事業の拡大を進めており、その一環。CSG Systems International, Inc.(コロラド州)はテレコム・ブロードバンド事業者向けに顧客管理や請求・課金などの顧客対応システムを開発・提供している。米国子会社でDX(デジタルトランスフォーメーション)関連ソリューションを提供するNetcracker Technology Corporationとは、地理的にも顧客セグメント的にも相互補完性が高く、同社を子会社化することで、相互販売の推進やより顧客価値の高いソリューションの提供につなげる狙い。CSG Systems Internationalは売上高1821億円、営業利益199億円、純資産429億円(2024年12月期)。

クオールホールディングス<3034>、ひかりから調剤薬局8店舗を取得

グループで全国に約950店舗の調剤薬局を運営するクオールホールディングスは、横浜駅前エリアやメディカルセンター内に店舗を展開するひかり(横浜市)から調剤薬局8店舗を取得し、地域に密着した「かかりつけ薬局」の拡大につなげる。

ジェイドグループ<3558>、民事再生手続き中のロイヤルから一部事業を承継する新設会社2社を子会社化

靴・衣類のEC(電子商取引)サイトを運営するジェイドグループは、民事再生手続き中のロイヤル(名古屋市)から事業を承継する新設会社2社を子会社化し、仕入れルートや販売網の拡充、サービス強化につなげる狙い。対象企業はシューズ・衣料品・スポーツ用品などの輸入販売を手がけるロイヤル(新会社、名古屋市)と、物流請負・倉庫賃貸のロイヤルロジスティクス(名古屋市)。

橋本総業ホールディングス<7570>、ブラストから住設建材事業を取得

住宅設備機器の専用商社である橋本総業ホールディングスは、ブラスト(東京都千代田区)から住設製品の販売・取付工事を手がける住設建材事業を取得し、販売から取付工事までの一貫したサービス体制を取り込むことで、業容拡大を図る。取得先のブラストは生コン・セメントの卸売りや住設建材の販売・取付工事を手がける。

エム・デー・ビー<5594>、ネットワーク・システム保守のファンタスを子会社化

SIer(システムインテグレーター)のエム・デー・ビーは、ネットワークやシステムの保守で40年の実績あるファンタス(東京都新宿区)を子会社化することで、多様なIT業務でのスキルをもつ人材を取り込み、案件の拡大や対応領域の拡大につなげる狙い。ファンタスは売上高2億6100万円、営業利益825万円、純資産5790万円(2024年8月期)。

日本創発グループ<7814>、造形物・モニュメント製作の紋郎美術工房を子会社化

印刷業などを手がける日本創発グループは、テーマパークの造形物・モニュメントや各種施設の建築装飾の設計・製作・施行を手がける紋郎美術工房(奈良県大和郡山市)を子会社化することで、多様化するクリエイティブ需要への対応や、商品・サービスの付加価値向上を図る。紋郎美術工房は売上高2億3900万円、営業利益△6300万円、純資産1億9100万円(2025年2月期)。

Arent<5254>、建設業者向けソフト開発の建設ドットウェブを子会社化

建設業界向けコンサルティングなどを手がけるArentは、建設業界でのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の中核戦略として「アプリ連携型DXプラットフォーム」の構築を進めており、その一環。建設業者向けに工事原価管理システム「どっと原価シリーズ」などのソフトウエアを開発・提供する建設ドットウェブ(金沢市)を子会社化することで、設計・施工から、施工後の経営・管理までを担うプロダクトがグループ内に揃うことになり、自社ソフトとの連携やデータの相互活用により「アプリ連携型DXプラットフォーム」の構築につなげる狙い。建設ドットウェブは売上高9億500万円、営業利益△6680万円、純資産4億5000万円(2025年6月期)。

日本創発グループ<7814>、食品サンプル製造販売の日本サンプルを子会社化

印刷業などを手がける日本創発グループは、食品サンプル製造販売の日本サンプル(名古屋市)を子会社化することで、多様化するクリエイティブ需要への対応や、商品・サービスの付加価値向上を図る。日本サンプルは80年の業歴を有し、本物さながらの食品サンプルを量産可能な体制を構築している。同社は売上高2億1600万円、営業利益△400万円、純資産2億600万円(2024年8月期)。

ADR120S<3750>、スポーツクリニック運営のアスリートメッドを子会社化

ADR120Sは、子会社を通じ細胞治療サービスの提供や細胞治療の研究、医療機器の製造・輸出入・販売などを手がけている。なかでも自社で研究開発を進めているCrymEXはスポーツ障害や変形性膝関節症などの新たな治療手段になるという。鹿島アントラーズなどプロスポーツチームと共同でリハビリ中心のクリニックを運営するアスリートメッド(東京都千代田区)を子会社化することで、CrymEXの技術に、同社のリハビリに関する知見やスポーツ医学の臨床ノウハウを取り入れ、事業展開を加速させる狙い。

2025年10月30日

マナック・ケミカル・パートナーズ<4360>、帝人<3401>傘下で化成品メーカーの錦海化学を子会社化

難燃剤や臭素化合物などの製造を手がけるマナック・ケミカル・パートナーズは、帝人傘下で生産拠点が地理的に近く、製品の親和性が高い錦海化学(岡山県瀬戸内市)を子会社化することで、相乗効果による業容拡大を狙う。

マイクロアド<9553>、広告代理店のインドネシアMahakarya Adi Indonesiaを子会社化

デジタル広告のプラットフォームを開発・運営するマイクロアドは、インドネシア広告代理店のPT Mahakarya Adi Indonesia(ジャカルタ)を子会社化することで、東南アジア地域でのデジタルマーケティング事業の拡大と、新たに始めた物販事業の多国展開を図る。

マイクロアド<9553>、中国広告代理店の微告(上海)広告を子会社化

デジタル広告のプラットフォームを開発・運営するマイクロアドは、現地で広告代理事業を手がける微告(上海)広告有限公司(上海市)を子会社化することで、中華圏でのデジタ

アイビス<9343>、ノーコード・ローコードシステム開発のゼロイチスタートを子会社化

スマホアプリの開発を手がけるアイビスは、ノーコード・ローコードシステムを開発するゼロイチスタート(東京都中央区)を子会社化することで、事業コンサルティングの見識やノーコードツールの運用知見、SEOノウハウなどを取り込み、ITコンサル・受託開発などのシステムインテグレーター(SIer)機能を強化し、企業価値の向上につなげる。

富士通<6702>、ブレインパッド<3655>をTOBで完全子会社化

富士通はAI(人工知能)を活用した企業データ分析コンサルティングやプロダクトサービスのブレインパッドをTOB(株式公開買い付け)で完全子会社化し、共同開発や技術・人材の相互活用、新たなソリューションの提案、新規事業の創出といった相乗効果を見込む。

大和ハウス工業<1925>、住友電設<1949>をTOBで子会社化

大和ハウス工業は電気・通信工事に強いサブコン(設備工事会社)の住友電設をTOB(株式公開買い付け)で子会社化し、データセンターや半導体工場の受注拡大を図る。併せて電気工事や通信工事で協業し、インドネシア、タイ、シンガポールなどの海外事業を強化する。

トミタ<8147>、研究開発機器販売の新日本産業を子会社化

工作機械・工具専門商社のトミタは、研究開発機器の販売やメンテナンスを手がける新日本産業(東京都文京区)を子会社化することで、事業領域を拡大し、企業価値の向上につなげる。

ダイセキ<9793>、民事再生手続中のSyncMOFから新規多孔性材料の合成事業を取得

産廃処理大手のダイセキは、SyncMOF(名古屋市)から新規多孔性材料の合成・製造・販売に関する事業を取得し、二酸化炭素(CO₂)や水素の回収といった業容の拡大につなげる。

住友商事<8053>、子会社のSCSK<9719>をTOBで非公開化

住友商事は子会社のSIer(システムインテグレーター)大手SCSKをTOB(株式公開買い付け)により完全子会社化する。同社では、デジタル・AI戦略の目指す姿としてビジネスの現場でデジタル・AIを活用した新たな価値創造モデルを構築し、社会に提供し続けていくことを掲げており、SCSKをそのためのデジタルソリューション事業の中核として位置づけている。また、両社がさらなる成長を実現していくには、機動的に協業を進めることが重要だと考えているが、少数株主の利益への配慮が求められる状況では、迅速な施策実行に妨げとなると考え、SCSKの非公開化が必要と判断した。

住友電気工業<5802>、傘下の住友理工<5191>をTOBで完全子会社化

電線・自動車用ワイヤハーネス大手の住友電気工業は、ゴム製品や樹脂製品メーカーで子会社の住友理工をTOB(株式公開買い付け)で完全子会社化する。自動車産業におけるCASE(コネクティッド、自動化、シェアリング、電動化)などの変化を背景に、完全子会社化することで、技術・ノウハウの融合による研究開発力の向上やグローバルでの事業基盤の相互活用、人的リソースの活用やリスクマネジメント力の強化などの相乗効果を見込む。

フォーシーズHD<3726>、Web3.0領域リサーチの香港GBS Services Companyの株式49.0%を取得

化粧品などの通販事業を手がけるフォーシーズHDは、新規事業としてWeb3.0を活用した事業を開始しており、その一環。Web3.0領域に関する市場情報の収集やリサーチを手がけるGBS Services Company Limited(香港)を子会社化することで、同領域での仮想通貨・暗号資産への投資、システム開発などに活用する狙い。これまでGBS Services Companyは具体的な事業活動をしていなかったが、フォーシーズHDの出資により2025年11月より事業を開始する。

2025年10月31日

学研ホールディングス<9470>、レアジョブ<6096>からオンライン学習サービス「資格スクエア」事業を取得

学研ホールディングスは教育分野の重点事業としてリカレント・リスキリング(社会人の学び直し)などの新領域強化を掲げており、その一環。レアジョブから取得するのはオンライン学習サービス「資格スクエア」に関する事業で、司法試験、行政書士、弁理士など難関資格の通信講座を提供している。学研はレアジョブが当該事業(売上高3億9600万円、営業利益4770万円=2025年3月期)を会社分割して設立する新会社「資格スクエア」(東京都渋谷区)の全株式を取得する。

RYODEN<8084>、北海道三菱電機販売からFA機器販売代理店事業を取得

RYODENは北海道三菱電機販売(札幌市)からの事業取得により、北海道における三菱電機のFA機器販売代理店として確固たる地位を確立し、顧客基盤の強化につなげる。RYODENは三菱電機系商社。国内で産業用ロボットや制御機器、駆動装置など三菱電機製FA機器の代理店事業を柱の一つとし、今年7月には北弘電工(札幌市)から北海道エリアでの同様の事業を取得している。

テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>、エルフラットから名古屋市内の結婚式場2会場を取得

テイクアンドギヴ・ニーズは婚礼事業を主力としており、そのシェア拡大に向けた施策の一環。今回取得するのはエルフラット(岐阜市)が名古屋市内で運営する2つの結婚式場「インフィニート名古屋」と「トリフォーニアNAGOYA」。テイクアンドギヴは名古屋市内に直営会場を持っており、対象2会場との相乗効果を見込む。

コーナン商事<7516>、福井県の「ホームエンターみつわ」を子会社化

ホームセンター大手のコーナン商事はホームセンターみつわ(福井市)を子会社化することで、これまで未出店エリアだった福井県に初進出する。第三者割当増資の引き受けとともに、ドラッグストア最大手のウエルシアホールディングスが保有する株式14.5%を買い取り、合計51%の株式を取得した。

ツルハホールディングス<3391>、自動販売機賃貸の子会社セベラルをアイパークに譲渡

ドラッグストア大手のツルハホールディングスはグループ事業の見直しての一環として、自動販売機の賃貸と飲料販売を手がける子会社のセベラル(埼玉県川口市)を切り離すことにした。譲渡先のアイパーク(東京都中央区)は駐車場運営管理や自動販売機設置・管理を主力としており、同社にセベラルの今後の成長を託す。

雪印メグミルク<2270>、運送子会社のグリーンサービスを全農物流に譲渡

雪印メグミルクはグループ事業の選択と集中の一環として、運送子会社のグリーンサービス(東京都八王子市)を切り離すことにした。グリーンサービスは共同配送・仕分け荷役や殺菌乳輸送などを手がけ、2009年にグループ入りした。

QLSホールディングス<7075>、ケアリッツ・アンド・パートナーズからデイサービス事業などを取得

QLSホールディングスは認可保育園運営を中核事業にしながら介護事業、人材派遣事業への展開に注力しており、その一環。ケアリッツ・アンド・パートナーズ(東京都新宿区)から取得するのは東京都豊島区(デイサービ)、千葉県市川市(サービス付き高齢者向け住宅、デイサービス)、埼玉県三郷市(特定施設入居者生活介護、デイサービス)の3カ所にある介護施設。関東圏での介護サービスの提供エリア拡大につなげる。

ヤスハラケミカル<4957>、MBOで株式を非公開化

ヤスハラケミカルは植物由来の天然有機化合物「テルペン油」を活用した化学製品を主力とする。石油系大手企業との競争激化やテルペン油をめぐる調達環境が厳しさを増す中、MBO(経営陣による買収)を通じた株式の非公開化によって中長期の視点で事業改革を進められる体制を整える狙い。同社社長の安原禎二氏が代表を務めるYAHO(広島県府中市)が買付主体となり、1株1380円でTOB(株式公開買い付け)を実施する。

ウェーブロックホールディングス<7940>、国内投資ファンドのREVAによるTOBで株式を非公開化

ウェーブロックホールディングスは建設・住宅資材、農業資材などの化学製品を主力とするが、その多くが国内成熟市場に依拠することなどから、事業環境が今後一層厳しさを増すと判断し、投資ファンドのREVA(東京都千代田区)によるTOB(株式公開買い付け)で株式を非公開化して中長期の視点で経営改革を推し進める。

M&A速報検索

クリア

アクセスランキング

【M&A速報】よく読まれている記事ベスト5

ストライクのM&Aプラットフォーム 「SMART」
ストライクのM&Aプラットフォーム 「SMART」