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M&A速報

1週間のM&A速報まとめ(2023年3月13日〜2023年3月17日)

2023-03-18

2023年3月13日

中本パックス<7811>、ニッセーの食品容器成型事業を取得

中本パックスは子会社の中本Fine Pack(茨城県稲敷市)を通じて、ニッセー(山梨県南アルプス市)の食品容器成型事業を取得することを決めた。中本Fine Packは現有の食品容器成型設備の老朽化などに伴い、人材と余裕のある生産スペースの確保が課題となっていたという。取得価額は非公表。取得予定日は2023年4月3日。

稲畑産業<8098>、化学系専門商社の丸石化学品を子会社化

稲畑産業は、化学系専門商社の丸石化学品(大阪市。売上高310億円、営業利益4億3900万円、純資産81億4000万円)の株式35.22%を追加取得し、子会社化することを決めた。大株主の関西ペイントなどから株式を取得し、現在28.36%の持ち株比率を63.58%に引き上げる。100年を超える業歴を持つ丸石化学品の情報収集力や顧客基盤を取り込み、商社機能の一層の強化につなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2023年3月30日。

2023年3月14日

ノジマ<7419>、パソコン・携帯など情報通信機器販売のマレーシアTMTを子会社化

ノジマはシンガポールにある家電・家具販売子会社Nojima APAC Limitedを通じて、パソコン、携帯電話などの情報通信機器を販売するマレーシアThunder Match Technology Sdn. Bhd.(TMT、クアラルンプール)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。経済成長が続くマレーシア市場での事業拡大が狙い。TMTは1997年設立で、マレーシア国内で49店舗を展開する。取得価額は非公表。取得予定は2023年4月。

Enjin<7370>、PR・メディア対策コンサルティングのアズ・ワールドコムジャパンを子会社化

Enjinは、PR・メディア対策コンサルティングを手がけるアズ・ワールドコムジャパン(東京都港区。売上高2億7000万円、営業利益249万円、純資産9490万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。PR支援業務に関する既存サービスの強化や事業領域の拡大につなげる。アズ・ワールドコムジャパンは1989年設立で、PR戦略の構築やリスクマネジメント、海外PRに強みを持つ。取得価額は非公表。取得予定日は2023年3月24日。

ボードルア<4413>、ネットワーク・サーバー構築のALJOYを子会社化

ボードルアは、ネットワーク・サーバー構築事業のALJOY(東京都渋谷区。売上高3億8900万円、営業利益665万円、純資産4270万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。業績拡大への貢献を見込む。ALJOYは2019年設立で、ネットワークの仮想化(SDN)や、クラウド、セキュリティー、ワイヤレス接続、ロードバランサー(負荷分散装置)などを対象とした先端技術領域に強みを持つ。取得価額は非公表。取得予定日は2023年3月17日。

オーシャンシステム<3096>、夕食材料セット宅配のヨシケイ両毛を子会社化

オーシャンシステムは、「ヨシケイ」ブランドによる夕食材料セット宅配のヨシケイ両毛(群馬県桐生市。売上高4億5700万円、営業利益100万円、純資産4億5100万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。食材宅配事業に関して、群馬県南東部・栃木県南西部(両毛地区)に営業エリアを拡大する狙い。取得価額は非公表。取得予定日は2023年4月28日。

メイホーホールディングス<7369>、建設コンサルタントのフジ土木設計を子会社化

メイホーホールディングスは傘下企業を通じて、建設コンサルタント業のフジ土木設計(北海道旭川市。売上高2億1900万円、営業利益1710万円、純資産2億5100万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。メイホーは建設コンサルタント関連で7つの子会社を抱えており、グループ内連携を強め、業容拡大につなげる。取得価額は未確定。取得予定日は2023年7月3日。

2023年3月15日

バルコス<7790>、ECモールによる婦人服・雑貨販売のBFLAT Holdingsを子会社化

バルコスは、EC(電子商取引)モールを通じた婦人服・雑貨販売のBFLAT Holdings(大阪市。売上高12億4000万円、営業利益1億9000万円、純資産1億9200万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。グループの販売力拡大につなげる狙い。バルコスは婦人用バッグメーカーで、「BARCOS」「Hanaa‐fu」「PICARD」などの6ブランドを展開している。グループに迎え入れるBFLATは2019年に設立し、ECモール販売で高いノウハウを持つという。取得価額は非公表。取得予定日は2023年4月12日。

アサヒ衛陶<5341>、太陽光発電設備工事などの日本ライフエレベーションを子会社化

アサヒ衛陶は、太陽光発電設備工事などの日本ライフエレベーション(北九州市)の株式51%を株式交付の手続きで取得し、子会社化することを決めた。主力の住宅設備機器事業から派生する事業領域への進出を通じた多角化戦略の一環。日本ライフエレベーションは2012年設立で、太陽光発電設備のほか、オール電化設備の施工や内外装・営繕工事を手がける。取得予定日は2023年4月5日。

日本電産<6594>、ポテンショメーターなど電子部品製造の緑測器を子会社化

日本電産は傘下の日本電産コパル電子(東京都新宿区)を通じて、電子部品製造の緑測器(東京都羽村市。売上高27億8000万円、営業利益4億9500万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。緑測器は1952年設立で、ポテンショメーター(可変抵抗器)、エンコーダー(移動量検出装置)を主力製品とする。日本電産コパルもポテンショメーター、エンコーダーを取り扱うが、製品構成上重複がなく、相乗効果を期待できるとしている。取得価額、取得予定日は非公表。

ENEOSホールディングス<5020>、元東証1部上場の日本海洋掘削を子会社化

ENEOSホールディングスは15日、元東証1部上場で海洋掘削専門会社の日本海洋掘削(東京都台東区。売上高186億円、営業利益49億2000万円、純資産314億円)を買収すると発表した。傘下のJX石油開発(東京都千代田区)を通じて、投資会社のアスパラントグループ(東京都港区)が保有する日本海洋掘削の全株式を取得し、子会社化する。グループにおける石油・天然ガス開発部門の競争力向上につなげる。取得完了は4月下旬頃を見込む。取得価額は非公表。

2023年3月16日

manaby<9222>、スタンディの就労移行支援事業を取得

manabyは、スタンディ(福島県郡山市)の就労移行支援事業を取得することを決めた。関東エリアでのサービス提供範囲の拡大などが狙い。スタンディはmanabyが展開する就労移行支援事業のFC(フランチャイズチェーン)に加盟し、郡山市、福島市、さいたま市、山形市に事業所を持つ。当該事業の直近業績は売上高1395万円、経常赤字1963万円。取得価額は2000万円。取得予定日は2023年6月1日。

ニッソウ<1444>、総合リフォーム工事のヤナ・コーポレーションを子会社化

ニッソウは、総合リフォーム工事のヤナ・コーポレーション(埼玉県所沢市。売上高5億600万円、営業利益△345万円、純資産1160万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。首都圏におけるリフォーム事業の拡大につなげる狙い。ヤナ・コーポレーションは1997年に塗装工事会社として設立し、リフォーム全般に事業を広げてきた。取得価額は非公表。取得予定日は2023年5月1日。

トランスジェニック<2342>、SMO事業のMASCを子会社化

トランスジェニックは、製薬企業から臨床試験・臨床開発支援を受託するSMO(治験施設支援機関)事業を手がけるMASC(札幌市。売上高2億2000万円、営業利益137万円、純資産2580万円)の全株式を取得し、16日付で子会社化した。創薬支援サービスの補完・強化が狙いで、グループ子会社の新薬リサーチセンター(東京都千代田区)が手がけるCRO(医薬品開発業務受託機関)事業との相乗効果を期待している。MASCは2009年設立で、北海道内の各医療機関と長年信頼関係を築いている。取得価額は非公表。

佐藤渡辺<1807>、高松コンストラクショングループ<1762>傘下のあすなろ道路を子会社化

佐藤渡辺は、道路建設工事のあすなろ道路(札幌市。売上高18億3000万円、営業利益1億7500万円、純資産12億2000万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。主力事業である鋪装・土木工事やアスファルト合材販売に関し、北海道方面への商圏拡大に寄与すると判断した。あすなろ道路は1973年設立で、中堅ゼネコン(総合建設会社)の高松コンストラクショングループの傘下にある青木あすなろ建設(東京都千代田区)の100%子会社。取得価額は非公表。取得予定日は2023年3月31日。

2023年3月17日

フィンテックグローバル<8789>、リスクヘッジ手配支援業務のトリニティジャパンを子会社化

フィンテックグローバルは、リスクヘッジの手配支援業務を手がけるトリニティジャパン(東京都港区。売上高2億8900万円、営業利益5300万円、純資産4億5000万円)の株式50.1%を取得し、子会社化することを決めた。投資銀行事業における安定的な収益基盤に向けた貢献が見込めると判断した。取得価額は非公表。取得予定日は2023年3月24日。

旭ダイヤモンド工業<6140>、インド販売代理店SOLWAY INTERNATIONALを子会社化

旭ダイヤモンド工業は、インドにおける販売代理店SOLWAY INTERNATIONAL(マハーラーシュトラ州。売上高4億4300万円、純資産1億700万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。成長が見込まれるインド市場での取引拡大につなげる狙い。SOLWAYは2007年に創業以来、販売代理店としてダイヤモンド・CBN(立方晶窒化ホウ素)工具の取扱高を増やしている。旭ダイヤモンドは2018年に同社の子会社化を決定。コロナ禍を受け、子会社化を見合わせていたが、ここへきて交渉を再開していた。取得価額は未確定。取得予定は2023年7月。

AI CROSS<4476>、人材関連サービス「HYOUMAN BOX」事業をシークワンズテクノロジーに譲渡

AI CROSSは、人材関連サービス「HYOUMAN BOX」事業をソフトウエア開発のシークワンズテクノロジー(名古屋市)に譲渡することを決めた。主力事業のメッセージサービス領域に経営資源を集中させる。HYOUMAN BOXは適性検査の結果からヒューマンスキルを可視化するツールで、2019年からサービスを提供していた。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年7月3日。

表示灯<7368>、西菱電機<4341>から発券機システム事業を取得

表示灯は、西菱電機から発券機システム事業を取得することを決めた。自治体や駅など公共施設向け広告事業の拡大につなげる狙い。表示灯は発券機システムを活用した広告モニター付き番号案内機器設置事業を手がけ、約170の自治体と取引がある。取得価額は非公表。取得予定日は2023年4月1日。

デジタルハーツホールディングス<3676>、ドイツ「SAP」製品導入支援のGPCを子会社化

デジタルハーツホールディングスは、ドイツ大手ソフトウエア企業の「SAP」製品の導入支援を手がけるGPC(東京都千代田区。売上高8億5600万円、営業利益7400万円、純資産1億8000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。SAPが提供するERP(統合基幹業務システム)パッケージ「SAP ERP」の標準サポートが2027年末に終了するのに伴い、後継製品の「SAP S/4HANA」への移行に関連した需要が急増しているのに対応する。GPCは2006年設立で、顧客のSAP導入支援で実績を積んできた。取得価額は非公表。取得予定日は2023年4月3日。

アシロ<7378>、ポイントサイト「ビッコレ」など運営のビッコレを子会社化

アシロは、ポイントサイト「ビッコレ」やFXデモトレーディングアプリ「ビッコレFX」などを運営するビッコレ(東京都港区)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。転職領域などの派生メディア事業における金融領域への進出の一環。取得価額は3億2400万円。取得予定日は2023年5月31日。

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