M&A速報

1週間のM&Aニュースまとめ(2021年3月1日〜2021年3月5日)

2021-03-06

2021年3月1日

高松コンストラクショングループ<1762>、地場建設会社の大昭工業を子会社化

高松コンストラクショングループは傘下の高松建設を通じて、地場建設会社の大昭工業(大阪府高槻市。売上高30億4000万円、経常利益3億4100万円)の全株式を取得し子会社化した。大昭工業は1926年に創業し、大阪府北摂・高槻地域で店舗、工場、マンションなどの建築工事で実績を積んできた。取得価額は非公表。取得日は2021年2月26日。

バンダイナムコホールディングス<7832>、北米のアミューズメント施設事業を譲渡

バンダイナムコホールディングスは米国子会社NAMCO USA INC.(イリノイ州)を通じて展開する北米でのアミューズメント施設事業を譲渡することを決めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で施設の休業などで業績が急速に悪化し、今後も厳しい市場環境の継続が予想されると判断した。譲渡するのは①直営店34店舗、②直営大型店1店舗、③レベニューシェア(成功報酬型)760カ所の事業と関連する固定資産など。譲渡先はアミューズメント施設事業に関連する3社だが、社名などは非公表。譲渡予定日は2021年3月31日。

イード<6038>、ブリスラボから食事宅配・食材宅配の情報メディア事業を取得

イードはブリスラボ(東京都港区)が運営する食事宅配・食材宅配の情報メディア「デリ食ナビ」「食事宅配ライフ」の2事業を取得した。専門メディアのメニュー充実の一環。イードはIT、セキュリティー、自動車・バイク、燃費・環境、エンターテインメント、ゲーム、映画など21ジャンル68の専門メディアを運営している。取得価額、取得日は非公表。

2021年3月3日

長大<9624>、システム受託開発のエフェクトを子会社化

長大は、システム受託開発のエフェクト(福岡市。売上高2億4200万円、営業利益500万円、純資産4300万円)の全株式を取得し、3日付で子会社化した。道路交通の安心・安全や農業の生産性向上など地域課題解決につながるIT関連技術を持つエフェクトを傘下に取り込むことで、新たな事業領域の創出や既存事業の基盤強化につなげる。取得価額は非公表。

クレアホールディングス<1757>、タレント・スポーツ選手マネジメント子会社のトラロックエンターテインメントをトレジャーライフに譲渡

クレアホールディングスは、タレントやスポーツ選手のマネジメント・プロモート業務などを展開する子会社のトラロックエンターテインメント(東京都渋谷区。売上高3億2700万円、営業利益△300万円、純資産500万円)の全株式を、スポーツ施設の企画、運営を手がけるトレジャーライフ(東京都港区)に3日付で譲渡した。2019年1月にトラロックを子会社化したが、新型コロナウイルス感染拡大に伴うイベントの実施制限などで事業環境が厳しさを増していた。譲渡価額は2000万円。

2021年3月4日

丸紅系投資会社、昭和電工<4004>傘下で化学商社の昭光通商<8090>をTOBで子会社化

丸紅系の投資会社、アイ・シグマ・キャピタル(東京都千代田区)は4日、昭和電工傘下の化学商社の昭光通商に対してTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。株式の85.1%を取得し、子会社化する。買付代金は約74億円。昭和電工はコーポレートガバナンス(企業統治)上の問題点が指摘される親子上場を解消するとともに、昭光通商は総合商社の丸紅グループの一員として商社機能を最大限発揮し、企業成長につなげる。

2021年3月5日

イグニス<3689>、米ベインキャピタルと組みMBOで株式を非公開化

イグニスは5日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。米大手投資ファンドのベインキャピタルと組んでTOB(株式公開買い付け)を実施する。買付代金はおよそ263億円。イグニスが主力とするスマホ向けアプリ開発・運営を巡る競争環境は目まぐるしく変化する市場特性がある。非公開化で機動的・柔軟な意思決定を可能にする。TOBが成立すれば、東証マザーズへの上場が廃止となる見通し。同社はMBO目的のTOBに賛同している。

チェンジ<3962>、ITサービス関連のビーキャップを子会社化

チェンジは、ITサービス関連のビーキャップ(東京都中央区。売上高3億3700万円、営業利益4100万円、純資産4000万円)の株式71.3%を取得し、子会社化することを決めた。ユースケース(ユーザー視点で利用例を表現する技法)開発力の強化やクラウドサービス機能の獲得などを見込む。取得価額は非公表。取得予定日は2021年3月19日。

オンワードホールディングス<8016>、ファッションブランド「ジルサンダー」展開のイタリア子会社を現地社に譲渡

オンワードホールディングスは、イタリア子会社傘下でファッションブランド「ジルサンダー」を展開するジルサンダーS.p.A.(ミラノ。売上高62億7000万円、営業利益△23億円)の全株式を、同国ファッション事業のOTB S.p.A.(ブレガンツェ)に譲渡することを決めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、欧州を中心とした海外事業の経営環境がさらに悪化し、不採算事業からの撤退や規模の縮小などを進めている。譲渡価額は非公表。2021年3月中に譲渡予定。

オートバックスセブン<9832>、ジョイフル本田<3191>傘下のジョイフル車検・タイヤセンターを取得

オートバックスセブンは、ジョイフル本田傘下で自動車整備・修理を手がけるジョイフル車検・タイヤセンター(千葉県印西市)の全株式を取得し子会社化することを決めた。ジョイフル車検・タイヤセンターはジョイフル本田が展開するホームセンターのうち千葉県や東京都、茨城県などの6カ所に店舗を構える。オートバックスはホームセンター内の立地特性を生かし、新たな付加価値の提供を目指す。

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