英国投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズは3日、傘下企業を通じてマーケティング調査大手のマクロミルに実施しているTOB(株式公開買い付け)について、当日までとしていた買付期間を2月17日まで9営業日延長したと発表した。買付期間の延長は3度目。また、TOB成立の確度を高めるため、マクロミルの株式を7%超保有する香港投資ファンドのオアシス・マネジメントとの間で、買付価格引き上げ後の1250円での応募に向けて協議していることを明らかにした。
マクロミルへのTOBは昨年11月15日~12月26日を期間として始まったが、12月半ばに香港投資ファンドのオアシス・マネジメントによる7.12%の新規保有が判明後、マクロミル株は買付価格の1150円を上回る1200円台の高値圏で推移。これを受け、CVCは12月末に買付期間を延長。年明け1月半ばには買付期間を再度延長し、買付価格を1250円に引き上げていた。
3日のマクロミル株の終値は前営業日比9円高の1265円。