Eストアーは26日、国内投資ファンドの日本成長投資アライアンス(JGIA、東京都港区)とEC(電子商取引)サイト構築事業のBASEによる共同買収を受け入れると発表した。まずTOB(株式公開買い付け)などを通じてJGIAがEストアーを完全子会社化する。そのうえでJGIAはEストアー傘下で大企業向けにECサイト構築を手がけるコマースニジュウイチ(コマース21、東京都港区)の経営を引き継ぐ一方、BASEがEストアー本体の全株式を取得する。JGIAは3月4日をめどにTOBを始める予定。TOBが成立すれば、Eストアーの東証スタンダード市場への上場は廃止される。
TOB主体はJGIAが設立した買収目的会社JG27(東京都港区)。Eストアー株の買付価格は1株につき1953円で、TOB公表前日の終値1196円に63.29%のプレミアムを加えた。買付予定数は346万5365株。下限は所有割合32.47%にあたる170万9900株。買付代金は最大67億6800万円。
Eストアー代表取締役CEO(最高経営責任者)の石村賢一氏の資産管理会社で筆頭株主のユニコム(東京都港区)は所有する34.2%の株式をTOBに応募せず、TOB成立後、Eストアーが1株1321円で自己株取得(約23億7900万円)を実施する。
Eストアーは1999年に設立し、中小事業者向けECサイト構築事業を主力に業容を拡大してきた。JGIAが傘下に収める同社子会社のコマース21は大企業や公的機関向けのECサイト構築を主体とし、グループ内での事業規模もEストアー単体を上回る。
一方、BASEはJGIAがTOBなどでEストアーを完全子会社化した後、2025年7月中旬にも同社の全株式を約34億7600円(アドバイザリー費用1億5000万円を含む)で取得する予定。BASEは中小事業者向けEC構築サイト事業をメインとしており、同業のEストアーを子会社化することで、既存事業の基盤強化につなげる。
JGIA、BASEによる一連の手続きにかかる取引総額は約126億2300万円となる見込み。
No. | 開示日 | 買い手 | 対象企業・事業 | 売り手 | 業種 ▽ | スキーム ▽ | 取引総額(百万円) ▽ | タイトル |
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1 |
2011年5月18日 |
(株)プレシジョンマーケティング
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(株)プレシジョンマーケティング
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非公表
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2 |
2019年12月23日 |
(株)コーマスニジュウイチ
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1,302
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3 |
2020年2月6日 |
(株)ウェブクルーエージェンシー
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404
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4 |
2021年5月14日 |
(株)アーヴァイン・システムズ
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中島雅弘氏((株)アーヴァイン・システムズ代表取締役)ほか
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91
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5 |
2022年7月25日 |
(株)志風音
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西村健太氏((株)志風音代表取締役CEO)
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1,672
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6 |
2024年12月26日 |
(株)WCA
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153
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