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ダイセキ<9793>、大阪油化工業<4124>をTOBで子会社化

2024-12-13

ダイセキは13日、大阪油化工業に対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を行うと発表した。買付代金は33億4200万円。ダイセキは廃液・廃油・汚泥など産業廃棄物の中間処理を手がけるが、大阪油化が主力とする精密蒸留に関する技術・ノウハウを活用することで顧客のリサイクルニーズの多様化や高度化への対応を強化する狙い。

買付価格は1株につき3201円。TOB公表前日の終値1512円に111.71%のプレミアムを加えた。買付予定数は104万4094株。下限は所有割合62.76%にあたる65万5300株。筆頭株主の堀田哲平社長が所有する株式の大部分22.41%についてはTOBに応募が予定されている。

買付期間は12月16日~2025年2月3日の30営業日。決済の開始日は2025年2月7日。公開買付代理人はSMBC日興証券。

大阪油化はTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、同社の東証スタンダード市場への上場は廃止となる。

同社は1949年、粗パラフィンの精製・販売を目的に大阪油化工業所として創業。その後、1962年に大阪油化工業を設立した。現在、混合物から目的物質を分離・精製する「受託蒸留事業」と、蒸留装置やろ過装置を提供する「プラント事業」を2本柱とする。2017年にジャスダック市場に上場。2022年4月に東証スタンダード市場に移行した。

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