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米KKR、富士ソフトへの第2回TOBを開始

2024-11-20

米投資ファンドのKKRは20日、富士ソフトに対する第2回TOB(株式公開買い付け)を始めた。KKRは第1回TOBで33.97%(議決権べース、新株予約権を含めた所有割合は35.11%)の富士ソフト株を確保しており、残る株式を買付対象とする。買付価格は1株につき9451円で、第1回TOBから651円引き上げた。富士ソフトには米投資ファンドのベインキャピタルが1株9450円でのTOBを提案しているが、KKRはこれを1円上回るうえ、富士ソフト側もベインのTOBに反対をすでに決議している。

KKRによる第2回TOBの期間は12月19日までの22営業日。買付代金は最大3934億円(新株予約権を一部含む)。第1回TOBに応募した株主には第2回の買付価格(8800円)との差額651円を補償する。第1回TOBと合わせた買付総額は当初想定の約5580億円から約5960億円に膨らむ見通し。

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