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電源開発<9513>、オーストラリアの再エネ企業「ジェネックス・パワー」を子会社化

2024-04-12
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東京・銀座にある電源開発(Jパワー)の本社

電源開発(Jパワー)は、オーストラリアの再生可能エネルギー企業「ジェネックス・パワー」(シドニー。売上高24億9000万円、営業利益1億9900万円、純資産197億円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。再エネ事業とこれに付随する蓄電設備の開発を加速する。Jパワーは現在、ジェネックス・パワーの株式を7.72%保有する。オーストラリアの上場会社株式を100%取得するためのSOA(スキーム・オブ・アレンジメント)と呼ばれる手続きを進め、7月中の買収完了を見込む。取得価額は約346億円。

オーストラリアは連邦政府が温暖化ガスの排出量を2030年までに2005年比43%減、2050年までに実質ゼロとする目標を掲げている。この中で、2035年までに約4000万キロワットの再エネと約3000万キロワットの蓄電設備の導入が見込まれている。

ジェネックス・パワーは北東部クイーンズランド州で太陽光発電、揚水発電、風力発電からなる再エネ開発プロジェクト「クリーン・エネルギー・ハブ」を展開中。Jパワーは2020年から同プロジェクトに参画し、ジェネックス・パワーと緊密な関係を築いてきた。

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