東洋紡は、武生工場に関する資産等を、富士紡ホールディングスの完全子会社である柳井化学工業(山口県柳井市。売上高63億700万円、営業利益4億1500万円、純資産9億100万円)へ会社分割(吸収分割)により譲渡することを決議した。

東洋紡の医薬中間体を中心としたファインケミカル事業は、2010年以降の大型医療品の特許切れに伴い、収益性の改善が急務となっている。その対策として農薬中間体やその他化学工業品へのシフトを進め、武生工場から高砂工場への生産集約も進めていた。柳井化学工業は合成化学品中間体の製造受託事業の拡大を図って国内での生産設備増強を検討しており、双方の意向が一致した為、武生工場の譲渡に至った。

譲渡価額は未定。譲渡予定日は2013年4月1日。