ニッシン債権回収は、米不動産投資会社のフォートレスグループによるTOB(株式公開買い付け)に賛同すると発表した。フォートレスグループが設立したブルーホライゾン(東京都港区)がスポンサー契約の一環としてTOBを実施し完全子会社化を目指す。TOBは2段階で実施される。
ニッシン債権回収は、バブル崩壊に伴って発生した金融機関の不良債権を取り扱うことで業務を拡大してきた。しかし、債権管理回収会社が増加し競争が熾烈化したほか、リーマンショックの影響で不動産市況が急激に悪化したことで、業績が悪化。日本振興銀行の支援の下で再建を目指していたが、IBJの経営破綻により資金繰りが悪化したため、スポンサーを模索していた。
第1回目は主要株主であるインデックスやCBSフィナンシャルサービス、NISグループなどが所有する82.03%の取得を目指す。買付期間は2012年7月23日から8月17日まで。決済の開始日は8月24日。買付価格は442円で、公表前営業日の終値634円に対して30.0%のディスカウント。買付予定数は171万2440株(67%)で、下限は114万7335株。買付総額は7億5600万円。
第2回目の買付期間は8月30日から10月12日まで。買付価格は575円で、公表前営業日の終値に対して9.3%のディスカウント。
No. | 開示日 | 買い手 | 対象企業・事業 | 売り手 | 業種 ▽ | スキーム ▽ | 取引総額(百万円) ▽ | タイトル |
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1 |
2012年7月20日 |
ブルーホライゾン(同)
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(株)インデックス、CBSフィナンシャルサービス(株)、NISグループ(株)、(株)ジャパン・ファイナンシャル・ソリューションズ、(株)関西フィナンシャル・ポート、他3社
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