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東山フイルム<4244>、中国CITICグループ傘下の投資ファンドとのMBOで株式を非公開化

2011-08-08

東山フイルムはMBO(経営陣による買収)により非公開化すると発表した。代表取締役社長の松原茂と親会社(所有割合63.12%)で中国シティックグループ傘下のエイチエフホールディングス(東京都千代田区)が共同で実施するMBOの一環。エイチエフホールディングスがTOB(株式公開買い付け)により残り全ての株式取得を目指す。

エイチエフホールディングスは、中国最大規模の金融・産業コングロマリットであるシティック・グループ(CITICグループ)傘下で、投資会社のシティック・キャピタル・ホールディングスの運用ファンド。

フィルムなどの先端機能素材業界では製品のライフサイクルや納期が短期化が進み、技術変化への対応や生産能力の引き上げが課題となっている。そのため、国内外市場への新商品投入や継続的な研究開発を推進するため、シティックグループとの関係を強化し、大規模な設備投資や資金調達が必要と判断した。株式を非公開化し、短期的な業績に左右されることなく迅速な意思決定が行える体制を整備する。

買付期間は2011年8月9日から9月20日まで。決済の開始日は9月28日。買付価格は1株あたり970円で、公表前営業日の終値750円に対して29.3%のプレミアムを加えた。買付予定数は137万5983株で、下限は68万8000株。買付総額は13億3500万円。

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