米国の電子部品商社のAvnet, Inc(アヴネット、アリゾナ州)は子会社を通じて、ユニダックスにTOB(株式公開買い付け)を実施し子会社化することを決めた。取得株式数に上限を定めず、完全子会社化を目指す。ユニダックスはTOBに賛同しており、TOB成立後に上場廃止となる可能性がある。

TOBを実際に行うのは、今年3月にユニダックスの株式取得を目的に設立されたアヴネット・イーエム・ホールディングス・ジャパン(東京都港区)。ユニダックスの発行済み株式の33.46%を保有する菱洋エレクトロはTOBに応募する意向を示している。

アヴネットは電子部品やコンピューター製品などを販売・提供する世界最大級の部品商社で、2010年6月期の売上高は約1兆5000億円。日本を重要市場と位置づけ、2008年には電子部品商社の日本電素工業を買収した。今回の買収によりユニダックスの仕入れ先や顧客を取り込み、日本市場での事業規模を拡大する。

買付価格は1株あたり720円。TOB公表前営業日の対象株式の終値445円に対して61.8%のプレミアムを加えた。買付予定数は1793万2595株で、下限は1195万5064株。応募株式数が下限に満たない場合は買い付けを行わない。買付予定額は最大129億1146万8400 円。買付期間は2010年5月26日から7月15日まで。決済の開始日は7月22日。