投資ファンドのエイチエフホールディングス(東京都千代田区)は、東山フイルム対してTOB(株式公開買い付け)を実施することを決議した。代表取締役会長の深津昭彦氏ら大株主の所有分(株式所有割合55.27%)を取得することが目的。東山フィルムはTOBに賛同を表明している。東山フイルムは上場を維持する方針だが、買い付け数に上限を設定していないためTOBの結果次第では上場廃止となる可能性がある。

エイチエフホールディングスは、中国最大規模の金融・産業コングロマリットであるシティック・グループ(CITICグループ)傘下で、投資会社のシティック・キャピタル・ホールディングスの運用ファンド。東山フイルムはCITICグループに入ることで、環境変化の激しい世界市場の動向に対応し、中国などアジア市場での成長を目指す。

TOBの買付価格は1株あたり650円。TOB公表前営業日である2010年5月13日の対象株式の終値800円に対して18.75%ディスカウントした水準となる。

TOBの買付予定数は206万2000株(下限も同じ)で、買付予定額は最大13億4030万円。

公開買付期間は2010年5月19日から6月16日まで。決済の開始日は6月23日。