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日本トイザらスは米国の親会社であるトイザラス・インクが子会社を通じ、TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。日本マクドナルドホールディングスが保有する普通株式と新株予約権の取得が目的。日本トイザらスはTOBに賛同を表明している。
日本マクドナルドは日本トイザらスの普通株式13.12%を所有する大株主。両社は2000年から小売店事業に関して専門知識や運営ノウハウの提供を受けるサービス契約を結んでいたが、2006年に日本トイザらスがこれを解約。契約の有効性などをめぐり訴訟問題に発展していた。2008年に日本トイザらスが日本マクドナルドに対して総額20億円を支払うことで和解した後、日本マクドナルドは両社の取引関係の終了を考慮し、日本トイザらス株を手放すことにした。米トイザらスグループはこの株式を取得することにより、筆頭株主としての安定性を維持し、日本トイザらスとの関係をさらに強化する。
TOBの買付価格は1株あたり729円。TOB公表前営業日の対象株式の終値752円に対して約3.1%下回る水準。
TOBの買付予定数は、日本マクドナルドが所有する普通株式357万4000株と、同社が退職給付信託財産として保有する日本トイザらスの94万5000株の議決権行使の指図権。
公開買付期間は2008年5月14日から6月10日までを予定している。