秋川牧園は、中国で若鶏の生産・販売を手がける秋川牧園(常州)農業有限公司(江蘇省。売上高2億7100万円、営業利益1340万円、純資産1億7000万円)の株式90.47%を追加取得し、完全子会社化することを決めた。秋川牧園(常州)農業の前身企業は、2017年に秋川牧園創業者の秋川實氏が海外への市場拡大を見据えて設立。数年前から生産が安定し、外食店やスーパーへの販売を中心に売り上げが好調なため、グループ化して中国での事業拡大につなげる。取得価額は1億6700万円。取得予定日は2024年3月15日。
GENDAは子会社を通じて、九州を中心にアミューズメント施設を運営するサンダイ(北九州市)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。人的資源などを活用した双方の店舗運営の効率化、GENDAグループが手がける限定プライズ(景品)の投入、店舗数増加に伴うアミューズメントマシンやプライズの購買力向上などで継承店舗の売上伸長を見込む。取得価額は非公表。取得予定日は2024年5月1日。
共栄セキュリティーサービスは子会社のセキュリティ(埼玉県所沢市)を通じて、施設警備、交通誘導警備などを展開する東邦警備保障(埼玉県朝霞市。売上高1億4600万円、営業利益0百万円、純資産5200万円)の全株式を取得し、3月11日付で子会社化した。今後も強い需要が見込まれる関東圏での体制強化が狙い。東邦警備保障は1984年設立。取得価額は非公表。
ダイコク電機は子会社を通じて、女性同士の友愛を意味する「百合」をテーマにしたイベントや物販事業を展開するLILIUM(東京都墨田区)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。コンテンツ許諾や製作委員会への投資などコンテンツ事業を強化する中、LILIUMを傘下に迎え、新たな事業領域に乗り出す。LILIUMは2019年設立。取得価額は非公表。取得予定日は2024年4月1日。
ハウテレビジョンは、エンジニアの採用代行サービスを手がけるログリオ(東京都世田谷区。売上高5700万円、営業利益1400万円、純資産2900万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。取得価額は2億4400万円。取得予定日は2024年4月1日。
ブロンコビリーは、愛知県で「とんかつ かつ雅」など、とんかつ専門店を運営するレ・ヴァン(名古屋市。売上高12億6000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。取得価額は非公表。取得予定日は2024年4月1日。
品川リフラクトリーズは、半導体製造装置の組立・検査を手がけるコムイノベーション(京都市)の全株式を3月13日付で取得し、子会社化した。グループのファインセラミックス事業やセラミックファイバー事業との連携強化を図り、半導体製造装置の需要増大に備える。取得価額は非公表。
インフォマートは、卸・個人飲食店向け受発注サービス「TANOMU」を提供するタノム(東京都渋谷区。売上高1億1600万円、営業利益△1500万円、純資産2億3100万円)の株式を追加取得し、子会社化することを決めた。外食産業向け受発注サービスを強化するのが目的。株式取得は2回に分けて実施。初回の取得予定日は2024年3月29日で、所有割合を13.02%から50.44%に高める。2回目の取得予定日は2025年3月31日で、97%まで引き上げる。取得価額は総額で23億8600万円。
サムティは、金沢市にある「ホテル金沢」を信託財産として信託受益権を持つ、合同会社ホテル金沢(東京都中央区)に劣後匿名組合出資を行い、出資持ち分50.2%を取得して、子会社化することを決めた。出資価額は13億7000万円。出資実行予定日は2024年3月14日。
フジプレアムは、自動車部品メーカーの東陽社製作所(埼玉県羽生市。売上高4億3300万円、営業利益3300万円、純資産7億3100万円)の自己株式を除く全株式45.9%(議決権ベースでは100%)を取得し、子会社化することを決めた。自動車部品業界でのビジネス拡大を目指す。取得価額は非公表。取得予定日は2024年3月25日。
ブラザー工業は13日、産業用プリンターを製造するローランド ディー.ジー.(DG)にTOB(株式公開買い付け)を行い、子会社化を目指すと発表した。ローランドDGは、米投資ファンドのタイヨウ・パシフィック・パートナーズ傘下のXYZと組んで、3月27日を期限とするMBO(経営陣による買収)を実施中。ブラザー工業は対抗TOBで子会社化を狙う。買付価格はブラザー工業が1株につき5200円、XYZが5035円で165円の開きがあり、TOBの行方は混とんとしてきた。
ユーグレナは、インターネット広告代理店事業を展開する子会社「はこ」(東京都中央区。売上高28億6000万円、営業利益1億7100万円、純資産5億6500万円)の全株式を同社代表取締役の亀谷誠一郎氏に譲渡することを決めた。2022年7月に子会社化したものの、当初想定していた相乗効果の実現が困難と判断されたため。譲渡価額は6億円。譲渡予定日は2024年6月28日。
バリューゴルフは14日、DX(デジタルトランスフォーメーション)支援のノア(東京都江東区。売上高、営業利益、純資産非公開)を完全子会社化すると発表した。ノアのDX支援や、クライアントに対してエンジニアの技術を提供するSESサービスなどのスキルと経験を、バリューゴルフが進めているゴルフ業界のDXに活用するのが狙い。
エコムは14日、豊田通商傘下の豊通テック(愛知県豊田市)から、リジェネバーナ製品の設計・製造・販売・メンテナンス事業(売上高1億9900万円)を取得すると発表した。主に保守サービス事業のファーネス(高温加熱制御機器)エンジニアリング分野での顧客ニーズに応えるのが狙い。
メディカルネットは14日、タイ子会社のNU-DENT Co., Ltd.(バンコク)と共同で、現地POS システム開発のAVision Co., Ltd.(バンコク。売上高4億7000万円、営業利益3970万円、純資産1億800万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。NU-DENTが株式51%、メディカルネットが49%を取得する。
Fast Fitness Japanは14日、シンガポールでスポーツジムを運営するSaya Pte. Ltd.の全株式を取得し子会社化すると発表した。新たな成長領域の開拓として海外展開を強化するのが狙い。取得予定日は2024年4月1日。取得価額は1億1600万円。
信和は14日、地場仮設施工大手のヤグミグループを統括するCTR(愛知県一宮市。売上高3億3300万円、営業利益7900万円、純資産2億500万円)を完全子会社化すると発表した。東海地方で最大規模、全国でも有数の仮設施工企業を擁するヤグミグループとのシナジー効果を狙う。
セレンディップ・ホールディングスは14日、協働ロボットの販売とレンタルを手がける高島ロボットマーケティング(東京都千代田区。売上高1億1800万円)を完全子会社化すると発表した。ウェブ完結型のサービスプラットフォームを活用した業界最大級のロボットレンタル事業を展開している高島ロボットマーケティングを傘下に入れることで、サービスラインナップの相互拡充などの相乗効果に期待している。取得価額は非公表。 取得予定は2024年6月末。
ニッコンホールディングスは14日、自動車部品大手のミツバから物流子会社のミツバロジスティクス(群馬県太田市。売上高72億6000万円、営業利益8300万円、純資産12億6000万円)を取得し子会社化することを決めた。取得価額は非公表。取得予定日は2024年4月1日。取得後に社名を「ニッコン両毛」に変更する。
SIGグループは、製薬会社向け営業支援システム開発などを手がけるエイ・クリエイション(東京都豊島区。売上高21億6000万円、営業利益6200万円、純資産3億7800万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。取得価額は未確定。取得予定は2025年3月。
セレンディップ・ホールディングスは、新設するSPC(特別目的会社)を通じて、業務用脱毛機器の開発・製造・販売などを手がけるレディーバード(東京都港区。売上高11億4000万円、営業利益2億9200万円、純資産10億7000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。美容とIT技術を融合させたビューティーテック市場への参入が目的。グループ企業の知見を活かし、製品デザインの高度化や付加価値の高い製品領域拡大を図る。取得価額は非公表。取得予定日は2024年3月25日。
ネクスグループは、クリエイターに作品制作を依頼できるコミッションプラットフォーム「Skeb」を運営するスケブ(東京都港区。売上高2億2200万円、営業利益4300万円、純資産4000万円)を株式交換により子会社化することを決めた。この株式交換で、スケブを傘下に持つシークエッジ・ジャパン・ホールディングス(大阪府岸和田市)が間接所有分を含めネクスグループの株式60.46%を所有することになり、ネクスグループは同社の傘下に入る。
北越コーポレーションは、香港で中国子会社を管理する星輝投資控股有限公司(売上高0円、純資産82億1000万円)の株式90%を泰盛(香港)国際控股有限公司に譲渡することを決めた。中国で白板紙の製造・販売を手がける傘下の江門星輝造紙有限公司(広東省)がコロナ禍以降、計画を下回る業績が継続。事業環境を勘案した結果、譲渡が望ましいと判断した。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年3月31日。
ムーンバットは、ソフトウエアの設計・開発などを手がけるセブンシステム(京都市。売上高4億5300万円、営業利益1900万円、純資産△4470万円)を子会社化することを決めた。同社が実施する第三者割当増資を引き受け、株式61.6%を取得する。取得価額は6750万円。取得予定日は2024年4月1日。
オービーシステムは、業務系システム開発会社のヒューマン&テクノロジー(札幌市。売上高2億4200万円、営業利益4500万円、純資産1億4300万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。社業のシステムインテグレーションサービスでの顧客の多様化が狙い。人員やノウハウの共有も行う。取得価額は非公表。取得予定日は2024年4月1日。ヒューマン&テクノロジーは2015年設立。組み込み・制御系システム開発にも強みを持つ。