リビングプラットフォームは傘下企業を通じて、高齢者グループホームなどを運営する橙果舎(札幌市。売上高2億700万円、営業利益448万円、純資産1790万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。リビングプラットフォームにとって創業の地である北海道内でのシェア拡大につなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2023年2月1日。
アルフレッサホールディングスは子会社を通じて、医療関連企業のテラファーマ(東京都新宿区)から再生医療等製品の製造事業を取得した。テラファーマは昨年8月に東京地裁から破産手続き開始決定を受けた東大発医療ベンチャーで東証スタンダード上場のテラ(同年8月末、上場廃止)の子会社。再生医療のサプライチェーン(供給網)における細胞の抽出・加工から、再生医療等製品の製造までの機能強化を図る狙い。取得価額は非公表。取得日は2022年12月27日。
LITALICOは、デイサービス事業を手がけるnCS(東京都豊島区。売上高18億3000万円、営業利益1億6500万円、純資産1億6900万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。介護分野での事業展開を加速する狙い。LITALICOは障害福祉分野で就労や学びを支援するサービスを主力としているが、近年、介護分野を強化中。取得価額は8億5000万円。取得予定日は2023年1月26日。
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは、スーパーマーケット事業を手がける香港子会社「丸悦(香港)有限公司」の全持ち分70%を、華潤万家(控股)有限公司(英領バージン諸島)に譲渡することを決めた。国内事業に経営資源を集中する狙い。丸悦(香港)は2012年に中国企業との合弁会社として設立され、中国・無錫市(江蘇省)で食品スーパーを運営してきたが、合弁契約の期限を迎えたのを機に、中国事業の今後の方向性について検討していた。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年1月17日。
クリーク・アンド・リバー社は、テレビ番組企画・制作のシオングループ(東京都千代田区)の全株式を取得し子会社化することを決めた。テレビ・映像分野の人材ネットワークの強化や番組企画・開発力における相乗効果を見込む。シオングループは持ち株会社で、傘下にテレビ番組企画・制作のシオン(同。売上高15億6000万円、営業利益370万円、純資産6億700万円)とテレビ制作関連人材サービスのシオンステージ(同。売上高7億7900万円、営業利益△148万円、純資産1億1000万円)を置く。取得価額は非公表。取得予定日は2023年1月31日。
プロパティエージェントは、クラウドインテグレーション事業を手がけるCloudTechPlus(東京都千代田区。売上高3600万円、営業利益60万円、純資産500万円)の株式80%を取得し、子会社化することを決めた。デジタル関連事業の成長加速につなげる。CloudTechPlusは2021年に設立。取得価額は非公表。取得予定日は2023年1月31日。
デジタリフトは、デジタルマーケティング事業のmeyco(東京都渋谷区。売上高3億5300万円、営業利益163万円、純資産1440万円)の株式90%を取得し、子会社化することを決めた。統合デジタルマーケティング企業としての成長戦略の一環。meycoは2018年に設立。取得価額は1億7600万円。取得予定日は2023年1月31日。
MITホールディングスは、CAD(コンピューター支援設計)製図業のネット企画(千葉県松戸市。売上高2億2800万円、営業利益948万円、純資産1億9600万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。CADサービスとドローン(無人飛行機)サービスとの相乗効果を見込む。ネット企画は1993年設立で、首都圏を中心にビルやマンションの大規模修繕工事に伴う足場の仮設計画図・外壁下地調査図などのCAD製図で実績を積んできた。取得価額は非公表。取得予定日は2023年2月1日。
ケア21は、ソフトケア宮城(仙台市)の訪問介護事業(1拠点)を取得した。取得日は2023年1月1日。ケア21が展開する近隣事業所との連携を進め、営業、人材確保面での相乗効果を見込む。取得価額は非公表。
ライフドリンクカンパニーは、ソース製品の製造拠点である茨城工場(茨城県筑西市)にかかる事業を、韓国食品取り扱いの大象ジャパン(東京都中央区)に譲渡することを決めた。主力事業の清涼飲料(ドリンク)・茶葉(リーフ)の製造販売に経営資源を集中させる。譲渡先は韓国総合食品メーカーの大象(デサン)の日本法人で、大象側からかねてソース事業の譲渡についての打診を受けていたという。譲渡価額は5000万円。譲渡予定日は2023年2月28日。
三井松島ホールディングスは、丸紅傘下でレジロール用記録紙などロール製品の加工販売を手がける丸紅オフィス・サプライ(東京都千代田区。売上高75億3000万円、営業利益5億3500万円、純資産13億8000万円)の株式50.1%を取得し、子会社化することを決めた。三井松島は非石炭生産事業への積極的なM&A方針を掲げており、その一環。取得価額は23億5470万円。取得予定日は2023年2月15日。
日機装は、液化ガス・産業ガス関連機器メーカーのドイツCRYOTEC Anlagenbau GmbH(ザクセン州)の全株式を取得し、子会社することを決めた。欧州事業の強化が目的。欧州に液化プラント、水素ステーション、CO₂(二酸化炭素)回収ビジネスなどのハブ(中継)拠点を獲得できる。取得価額は非公表。2023年1~3月の取得完了を見込む。
日創プロニティは、防音ボックス・消音ダクト製造のワタナベテクノス(福岡県飯塚市。売上高10億4000万円、営業利益1億2000万円、純資産3億6300万円)と販売会社のエヌ・テクノス(同。売上高10億3000万円、営業利益8500万円、純資産2億100万円) の両社の全株式を取得し、子会社化することを決めた。グループビジョンである「加工の総合商社」に向けた取り組みの一環で、これまでの板加工や形鋼加工に加え、新たに筐体(きょうたい)の製作を強化する。取得価額は合計7億3300万円。取得予定日は2023年1月23日。
フォーシーズHDは、オリジナル商品をEC(電子商取引)販売するiiy(東京都世田谷区。売上高2億3400万円、営業利益4100万円、純資産3100万円)の株式72%を取得し、子会社化することを決めた。iiyが持つEC販売のマーケットとノウハウを取り込み、化粧品・健康食品の販路拡大につなげる。iiyは2019年に設立。取得価額は2億1660万円。取得予定日は2023年2月3日。
オキサイドは、光学結晶メーカーのRaicol Crystals Ltd.(売上高10億9000万円、営業利益9040万円、純資産16億6000万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。宇宙・防衛、美容やエネルギー事業分野への参入につなげる狙い。Raicolは1995年に設立し、人工衛星用高度計、脱毛用レーザー、スマートグリッド用電界センサーなどに使われる結晶製品を手がけている。取得価額は36億1000万円。取得予定日は2023年3月1日。
ヤマイチ・ユニハイムエステートは、商業店舗の開発事業を手がけるエルアンドビー(埼玉県熊谷市。売上高29億2000万円、営業利益4570万円、純資産4億5300万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。店舗開発情報のネットワーク獲得などが目的。エルアンドビーは1991年設立で、不動産オーナーへの土地活用提案を通じた店舗用地の取得を得意とする。取得価額は非公表。取得予定日は2023年1月20日。