M&A速報

1週間のM&A速報まとめ(2022年12月5日〜2022年12月9日)

2022-12-10

2022年12月5日

ジョルダン<3710>、ドローン関連サービスのエアーズを子会社化

ジョルダンは、ドローン(小型無人航空機)関連サービスのエアーズ(東京都新宿区。売上高2億7700万円、営業利益1500万円、純資産1億1800万円)の株式50.8%を取得し、子会社化することを決めた。経路探索ソフト「乗換案内」やMaaS(IT活用による次世代移動サービス)といった既存サービスに、ドローン関連のサービスをパッケージ化することで、地方自治体向け事業の展開強化につなげる。取得価額は2億円。取得予定日は2022年12月12日。

日立造船<7004>、物流子会社のオーナミをセンコーグループホールディングス<9069>に譲渡

日立造船は物流子会社のオーナミ(大阪市)の株式66.6%を、センコーグループホールディングスに譲渡することを決めた。事業ポートフォリオの最適化の一環。脱炭素化やDX(デジタルトランスフォーメーション)への対応など物流事業を取り巻く環境が厳しさを増す中、提携や協業の機会を模索していた。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年3月31日。

2022年12月6日

ティーケーピー<3479>、レンタルオフィス事業の台湾子会社「台湾リージャス」を元の所有者IWGに譲渡

ティーケーピーは、レンタルオフィス事業を手がける台湾子会社の臺北雷格斯企業管理諮詢股份有限公司(台湾リージャス、臺北)の全株式を、レンタルオフィスの世界的企業であるスイスIWG傘下のルクセンブルクIWG Group Holdings Sarlに譲渡することを決めた。ティーケーピーは2019年にアジアでの事業展開の足掛かりとするため、台湾リージャスを傘下に収めた。しかし、コロナ禍の影響や台中関係の緊張などを受け、台湾での事業展開に地政学的な課題が発生していたという。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年2月1日。

ティーケーピー<3479>、レンタルオフィス子会社の日本リージャスホールディングスを三菱地所<8802>に譲渡

ティーケーピーはレンタルオフィス事業を手がける子会社の日本リージャスホールディングス(東京都新宿区。売上高175億円、営業利益9億2300万円、純資産39億9000万円)の全株式を、三菱地所に譲渡することを決めた。グループにおける経営資源の最適配分の一環。ティーケーピーは2019年5月に日本リージャスを買収したが、新型コロナ禍が主力の貸会議室事業を直撃する中で、重荷になっていた。譲渡価額は企業価値381億円に財務的調整を行ったうえで確定する予定。譲渡予定日は2023年2月1日。

2022年12月7日

じげん<3679>、BPO事業など旅行サービスのティ・エス・ディを子会社化

じげんは、旅行サービスのティ・エス・ディ(東京都渋谷区)を子会社化することを決めた。子会社化に先立ち、ティ・エス・ディは平日夜間などの国際航空券に関する対応サービスであるBPO事業を除く一切の事業を会社分割して新会社に移管し、併せて傘下のエスネス(東京都渋谷区)から主要事業を引き継ぐ。一連のステップを経たうえ、ティ・エス・ディの全株式を取得する。じげんはグループ子会社のアップルワールド(東京都文京区)を通じて海外ホテルの予約システムを運営しており、新たな事業を取り込んで顧客基盤の強化につなげる。取得価額は17億8300万円。取得予定日は2023年2月1日。

2022年12月8日

大興電子通信<8023>、IoT製品開発のCAMI&Co.を子会社化

大興電子通信は、IoT(モノのインターネット)関連製品の開発を手がけるCAMI&Co.(東京都品川区。売上高1億1700万円、営業利益△100万円、純資産7000万円)の株式91%を取得し子会社化することを決めた。IoT事業の強化や新規事業の創出につなげる。CAMI&Co.は2012年設立で、戦略コンサルティングからハードウエア・ソフトウエアの開発、保守サービスまでをワンストップで提供している。取得価額は非公表。取得予定日は2022年12月16日。

AFC‐HDアムスライフサイエンス<2927>、ケータリング事業のベトナム5SPRO を子会社化

AFC‐HDアムスライフサイエンスは、ケータリング(給食)事業を手がけるベトナム5SPRO Joint Stock Company(ハノイ。売上高2億2300万円、営業利益350万円、純資産5960万円)の株式51%を取得し、子会社化することを決めた。グループの国際展開の一環。5SPROは2009年に設立。取得価額は非公表。取得予定は2023年2月。

リビングプラットフォーム<7091>、神戸市で高齢者グループホームを運営するトゥルースを子会社化

リビングプラットフォームは傘下企業を通じて、高齢者グループホーム運営のトゥルース(神戸市。売上高4110万円、営業利益△959万円、純資産△77万9000円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。リビングプラットフォームは全国に認知症対応型共同生活介護事業所27施設、有料老人ホームなど32施設を展開しているが、神戸市への進出は初となる。トゥルースは2003年に創業し、神戸市内に「グループホーム六甲」(9室)を運営する。取得価額は非公表。取得予定日は2023年1月1日。

大和ハウス工業<1925>、24ホテルを運営する子会社の大和リゾートを恵比寿リゾートに譲渡

大和ハウス工業は、ホテルなどのリゾート施設運営・管理を手がける子会社の大和リゾート(東京都千代田区。売上高188億円、営業利益△75億3000万円、純資産48億5000万円)の全株式を、不動産信託会社の恵比寿リゾート(東京都港区)に譲渡することを決めた。グループ事業の再構築の一環。大和リゾートは全国24カ所でホテルを運営しているが、施設の老朽化やホテル業界を取り巻く環境の変化に直面していたところに新型コロナ禍の影響が加わり、今後の成長シナリオを描きづらい状況にあった。譲渡価額は556億円(ただし、株式譲渡のほか、債権譲渡、固定資産譲渡を含む)。譲渡予定日は2023年4月3日。

川崎地質<4673>、北海道を地盤とする建設コンサルタントのユニオン・コンサルタントを子会社化

川崎地質は、建設コンサルタントのユニオン・コンサルタント(札幌市。売上高2億5400万円、純資産2億1300万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。北海道における地質・土質調査事業の体制強化につなげる狙い。ユニオン・コンサルタントは1973年設立で、道内の公共事業で実績を積んできた。取得価額は非公表。取得予定は2022年12月中。

2022年12月9日

ポールトゥウィンホールディングス<3657>、ゲームソフト開発のアクアプラスを子会社化

ポールトゥウィンホールディングスは傘下企業を通じて、ゲームソフト開発や音楽・映像コンテンツの原盤制作を手がけるアクアプラス(東京都千代田区。売上高19億7000万円、営業利益7400万円、純資産17億2000万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。ゲーム開発事業の拡大とIP(知的資産)ビジネスの展開加速につなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2022年12月28日。

デジタルプラス<3691>、コミクスからデジタルマーケティング事業を取得

デジタルプラスは、IT関連サービス企業のコミクス(東京都渋谷区)からデジタルマーケティング事業を取得することを決めた。Web広告運用、コンテンツマーケティングに関する事業を取り込む。当該事業の直近業績は売上高1億2600万円、営業利益6100万円。取得価額は1億2000万円。取得予定日は2023年1月1日。

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