M&A速報

1週間のM&A速報まとめ(2022年10月10日〜2022年10月14日)

2022-10-15

2022年10月11日

日産自動車<7201>、ロシア撤退で現地子会社「ロシア日産自動車製造」を政府系機関NAMIに譲渡

日産自動車はロシア市場からの撤退に伴い、現地子会社のロシア日産自動車製造会社(サンクトペテルブルク)の全株式を、同国政府系機関の自動車・エンジン中央科学研究所(NAMI、モスクワ)に譲渡することを決めた。ロシアのウクライナ侵攻によるサプライチェーン(部品供給網)の混乱などに伴い、2022年3月に工場の操業を停止していたが、侵攻の長期化で生産再開は難しいと判断した。譲渡価額は1ユーロ(約141円)。譲渡日は未確定。生産撤退に関連して約1000億円の特別損失を計上する。

サイバーリンクス<3683>、和歌山県南部でドコモショップ2店舗運営のケイオープランを子会社化

サイバーリンクスは、和歌山県南部でドコモショップ2店舗を運営するケイオープラン(和歌山県那智勝浦町。売上高7億3100万円、営業利益△4000万円、純資産4億3300万円)を株式交換で子会社化することを決めた。県内での店舗シェア拡大の一環。サイバーリンクスは県内にドコモショップ7店舗を経営している。取得予定日は2022年11月30日。子会社化後、12月1日付で吸収合併する。

サイバーリンクス<3683>、和歌山市内でドコモショップ2店舗運営のモバイル・メディア・リンクを子会社化

サイバーリンクスは、和歌山市内でドコモショップ2店舗を運営するモバイル・メディア・リンク(和歌山市。売上高5億5100万円、営業利益2200万円、純資産3億9100万円)を株式交換で子会社化することを決めた。和歌山県内での店舗シェアの拡大が狙い。サイバーリンクスは県内にドコモショップ7店舗を持つ。取得予定日は2022年11月30日。子会社化後、12月1日付で吸収合併する。

SBIホールディングス<8473>、双日<2768>傘下の資産運用会社「双日リートアドバイザーズ」を子会社化

SBIホールディングスは子会社を通じて、双日傘下の資産運用会社である双日リートアドバイザーズ(東京都港区)の株式67%を取得し、子会社化することを決めた。不動産金融事業の拡大につなげる狙い。双日リートは東証REIT(不動産投資信託)市場に上場する日本リート投資法人の資産運用委託先。取得価額は非公表。取得予定日は2022年11月30日。

シミックホールディングス<2309>、希少疾患支援プラットフォーム展開のノックオンザドアを子会社化

シミックホールディングスは、患者・家族向けに希少疾患支援プラットフォームを展開するノックオンザドア(東京都新宿区。売上高1900万円、営業利益△1億8500万円、純資産6600万円)の株式51.7%を取得し、子会社化することを決めた。ヘルスケア分野のデジタルプラットフォームを強化するのが狙い。ノックオンザドアが実施する第三者割当増資を引き受けるとともに、既存株主からも株式を取得する。取得価額は7億2900万円。取得予定日は2022年10月19日。

2022年10月12日

みらいワークス<6563>、クリエーター向け転職メディアなど展開のハイブを子会社化

みらいワークスは、クリエーター向けに転職メディアなどを展開するハイブ(東京都港区。売上高1600万円、営業利益200万円、純資産2300万円)の全株式を取得し、12日付で子会社化した。プロフェッショナル人材に対する顧客企業の多様なマッチングニーズにこたえる。取得価額は2億7300万円。

岡谷鋼機<7485>、民事再生手続き中のオフィスエフエイ・コムからロボット制御システム事業を取得

岡谷鋼機は、民事再生手続き中でシステム開発を手がけるオフィスエフエイ・コム(栃木県小山市)からロボット制御システム事業などを取得することを決めた。受け皿会社として10月に新エフエイコム(仮称、同)を設立したうえで、11月30日付で事業を引き継ぐ。生産や物流の自動化のためのシステム構築や、ロボット設計・開発事業の強化につなげる。取得価額は非公表。

プレイド<4165>、マーケティング関連技術のアジトを子会社化

プレイドは、マーケティング関連の技術開発を手がけるアジト(東京都千代田区。売上高3億9800万円、営業利益400万円)を12日付で子会社化した。株式譲渡、第三者割当増資の引き受けで株式66.76%を取得した。インターネット広告領域でのサービス拡充が狙い。取得価額は「数億円前半」としている。

2022年10月13日

芙蓉総合リース<8424>、業務用動画制作・配信サービスのヒューマンセントリックスを子会社化

芙蓉総合リースは、業務用動画制作・配信サービスのヒューマンセントリックス(福岡市)の全株式を取得し子会社化した。社内の業務処理を外部委託するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービス事業における業務効率化支援メニューを強化するとともに、付加価値の高い新たなサービスの創出につなげる。取得価額は非公表。取得日は2022年10月5日。

三洋貿易<3176>、ソフトウエア受託開発のコスモ・コンピューティングシステムを子会社化

三洋貿易は、ソフトウエア受託開発のコスモ・コンピューティングシステム(東京都港区。売上高13億3000万円、営業利益8100万円、純資産2億9600万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。DX(デジタルトランスフォーメーション)が進展する中、システム開発を内製化することで、ビジネス環境の変化や顧客のデジタル化ニーズに素早く対応できる体制づくりを進める。コスモ・コンピューティングは1986年に設立。取得価額は非公表。取得予定日は2022年10月28日。

2022年10月14日

インターネットインフィニティー<6545>、合の家から住宅型有料老人ホーム事業を取得

インターネットインフィニティーは介護子会社のカンケイ舎(東京都品川区)を通じて、合の家(千葉県市原市)が運営する住宅型有料老人ホーム「フルール・ガーデン市原」(千葉県市原市)と「フルール・ガーデン相模原」(神奈川県相模原市)に関する事業を取得することを決めた。カンケイ舎は東京都、千葉県を中心に中重度介護者向け在宅サービス事業を展開しており、施設運営ノウハウの共有、送客体制の強化などの相乗効果を見込む。当該事業の直近業績は売上高2億5100万円、経常利益5200万円。取得価額は2億8200万円。取得予定日は2022年12月1日。

メルディアDC<1739>、建設業の大祥建設を子会社化

メルディアDCは、建設業の大祥建設(福岡市。売上高5億7200万円、営業利益753万円、純資産1億3900万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。マンション・ホテル・商業施設を中心とする建設事業の成長促進につなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2022年10月31日。

エコモット<3987>、パワーでんきカンパニーから太陽光設備造成・販売施工事業を取得

エコモットは傘下企業を通じて、パワーでんきカンパニー(群馬県高崎市。純資産1億円4900万円)から太陽光設備の造成・販売施工と電気工事の事業を取得することを決めた。蓄電池関連領域での新たなマーケットの発掘につなげる。当該事業の直近業績は売上高8億6500万円、経常赤字1400万円。取得価額は非公表。取得予定日は2022年12月1日。

ジンズホールディングス<3046>、眼鏡製造のヤマトテクニカルを子会社化

ジンズホールディングスは、眼鏡製造のヤマトテクニカル(福井県越前市)の第三者割当増資を引き受けて株式51%を取得し、子会社化することを決めた。メガネフレームの国内生産拠点を確保し、生産の分散化や為替変動リスクなどに対処するとともに、店頭に商品が届くまでのリードタイムの短縮につなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2022年10月28日。

プレナス<9945>、MBOで株式を非公開化

プレナスは14日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。塩井辰男社長ら創業家の資産管理会社でプレナス株の41.14%を保有する塩井興産(長崎県佐世保市)がTOB(株式公開買い付け)を通じて、残る58%余りの株式取得を目指す。買付代金は最大598億円。プレナスは持ち帰り弁当「ほっともっと」、定食店「やよい軒」などを展開する。

ダイコク電機<6430>、システム開発のグローバルワイズを子会社化

ダイコク電機は、クラウドサービスなどのシステム開発を手がけるグローバルワイズ(名古屋市。売上高4億4200万円、営業利益855万円、純資産1億8800万円)の株式88.1%を取得し、子会社化することを決めた。ダイコク電機が推し進めるパチンコホール経営支援サービスのクラウド化に向けて相乗効果を期待している。グローバルワイズは1997年に設立。取得価額は2億1500万円。取得予定日は2022年12月20日。

アイリッジ<3917>、業務システム開発のプラグインを子会社化

アイリッジは、業務システム開発のプラグイン(札幌市。売上高1億2300万円、営業利益2380万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。アプリ開発体制を強化するとともに、札幌を中心とした地方採用にも取り組み、OMO(オンラインとオフラインを融合したマーケティング)領域の成長促進につなげる。プラグインは2007年に設立。取得価額は1億7000万円。取得予定日は2022年10月31日。

ヤマイチ・ユニハイムエステート<2984>、不動産賃貸・管理のニューライフサービスを子会社化

ヤマイチ・ユニハイムエステートは、不動産賃貸・管理のニューライフサービス(大阪市。売上高5340万円、営業利益577万円、純資産312万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。ニューライフはヤマイチが取り扱っていない分譲マンション管理で長年の実績とノウハウを持つ。これまでの分譲マンションの企画・販売に加え、管理を手がけることでワンストップサービスを実現する。ヤマイチは1979年に設立。取得価額は非公表。取得予定日は2022年11月30日。

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