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1週間のM&Aニュースまとめ(2020年2月10日〜2020年2月14日)

2020-02-15

2020年2月10日〜2020年2月14日にM&A newsで取り上げた注目のニュースを厳選してお届けします。

2020年2月10日

土木管理総合試験所<6171>、磁気探査・測量設計の沖縄県2社を子会社化

土木管理総合試験所は、磁気探査・測量設計を手がけるアースプラン(沖縄県名護市)とクリエイト(同)の2社の全株式を取得し子会社化した。1月27日付。沖縄県進出の足掛かりとするのが狙い。取得価額は非公表。

2020年2月12日

ヤマハ発動機<7272>、ヤマハモーターロボティクスHD<6274>をTOBで完全子会社化

ヤマハ発動機は、連結子会社のヤマハモーターロボティクスホールディングスに対し、完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施することを決議した。ヤマハ発動機の現在の株式所有割合は58.99%。ヤマハモーターロボティクスHDはTOB成立後に上場廃止となる見通し。

三菱マテリアル<5711>と宇部興産<4208>、セメント事業を2022年4月に統合へ

三菱マテリアルと宇部興産は12日、2022年4月をめどにセメント事業を統合することで基本合意したと発表した。両社折半出資で設立する統合新会社の売上高は約6000億円となる。両社は1998年にセメントの販売・物流機能を統合したが、国内需要の縮小が続き、エネルギー価格が高止まりするなど事業環境が厳しさを増す中、生産部門を含めた事業の完全統合に踏み切る。今年9月末に最終契約書の締結を目指す。

第一交通産業<9035>、山口県岩国市の玖珂駅構内タクシーを子会社化

第一交通産業は、玖珂駅構内タクシー(山口県岩国市)の全株式を取得し子会社化した。12日付。玖珂駅構内タクシーは1963年設立で、6台を保有。山口県内ではグループ6社277台体制となる。取得価額は非公表。

ハードオフコーポレーション<2674>、ソフト開発のインフォノースを子会社化

ハードオフコーポレーションは、ソフト開発のインフォノース(新潟県十日町)の全株式を取得し子会社化することを決めた。POS(販売時点情報管理)システムの開発・保守を通じて取引関係のあるインフォノースを取り込み、システム開発の内製化を促進する。

チェンジ<3962>、ブロックチェーン技術開発のOrbを子会社化

チェンジは、ブロックチェーン(分散型台帳)技術の研究開発を手がけるOrb(東京都港区。売上高3200万円、営業利益△1億9400万円、純資産4700万円)の株式71.76%を取得し子会社化することを決めた。

フジテック<6406>、昇降機設備販売・据え付けの英ALMAを子会社化

フジテックは英国子会社を通じて、エレベーターなど昇降機設備の販売や据え付け、保守を手がける同国Amalgamated Lifts Limited(ALMA、ケント州)を買収した。10日付で全株式を取得し子会社化した。引き続き安定成長が見込まれる英国市場で一段の事業拡大を目指す。ALMAは1988年設立。取得価額は非公表。

三井金属鉱業<5706>、PPC運営体制見直しに伴う銅精錬事業を承継する日比製煉を子会社化

三井金属鉱業は12日、JX金属との共同出資で持ち分法適用関連会社のパンパシフィック・カッパー(PPC、東京都千代田区)から銅精錬事業を取得することを決議した。PPCが対象事業を移管するために設立した日比製煉(東京都品川区)の全株式を4月1日付で取得する。取得価額は28億円。

2020年2月13日

サンオータス<7623>、輸入車販売子会社「モトレーン東洋」と「メトロポリタンモーターズ」を譲渡

サンオータスは、輸入車の販売子会社2社を売却することを決めた。モトレーン東洋(横浜市。売上高57億5000万円、営業利益△1億700万円、純資産△3億4900万円)の全株式をエー・エル・シー(静岡県沼津市)に、メトロポリタンモーターズ(横浜市。売上高89億9000万円、営業利益△7000万円、純資産7700万円)の全株式をダイワグループ(東京都調布市)にそれぞれ譲渡した。経営資源の選択と集中の一環。2社の売却で売上高は約半減するが、利益面やキャッシュフロー(現金収支)の大幅な改善につながると判断した。

オルトプラス<3672>、モブキャストゲームスからスマホ向けスポーツゲームタイトルを取得

オルトプラスは、ゲーム事業を手がけるモブキャストゲームス(東京都港区)からスマートフォン向けスポーツゲームの一部タイトルを取得することを決めた。対象タイトルを会社分割で承継する新会社モブキャストプラス(東京都豊島区)の全株式を譲り受け、子会社化する。スマホ向けゲームアプリの充実が狙い。モブキャストゲームスはモブキャストホールディングスの全額出資子会社。

2020年2月14日

GCA<2174>、M&Aアドバイザリー会社の英ステラを買収

GCAは14日、独立系M&Aアドバイザリー会社の英Stella EOC Limited(ステラ社、売上高26億5000万円、営業利益3億9800万円、純資産3億8500万円)の全事業を買収すると発表した。クロスボーダー(国際間)M&A案件の増加・大型化に対応するための体制強化が狙い。GCAは2016年に、有力M&Aアドバイザリー会社の英アルティウム(現GCAアルティウム)を傘下に収めた。今回のステラ買収により、これまで手薄だった北欧(スカンディナビア)を含めた欧州での事業基盤が拡充する。

メタップス<6172>、暗号資産交換サービスの韓国子会社UPSIDEを売却

メタップスは暗号資産交換サービスの韓国子会社UPSIDE CO.,LTD(ソウル。売上高1億2000万円、営業利益△2億9800万円、当期利益△7億1100万円)の全株式を譲渡することを決めた。譲渡先は明らかにしていない。韓国での暗号資産交換サービスに関する事業環境は法規制を含めて不確定な状況にあり、すでに人的・金銭的な事業コストの負担が想定を上回る水準となっていることから、同サービスから撤退する。

UTグループ<2146>、ベトナム人材派遣会社のGreen Speed Joint Stock Companyを買収

UTグループは、ベトナムで人材派遣会社を傘下に持つGreen Speed Joint Stock Company (GS社、ビンズオン省)の株式51%を取得し、子会社化することを決めた。ベトナムは中国に代わる製造拠点として日系、韓国系企業を中心に企業進出が活発化し、人材派遣サービスへの需要が高まっている。取得予定日は2020年4月中旬。取得価額は買収時点で約11億9800万円(別にアドバイザリー費用約3700万円)、その後の業績状況に応じて最大約17億6700万円になる。

スマートバリュー<9417>、大阪府内でのドコモショップ事業をイリオスネットに譲渡

スマートバリューは携帯販売代理店「ドコモショップ」事業を、イリオスネット(東京都港区)に譲渡することを決めた。事業再構築の一環。今後は収益性が高く、成長可能性が見込めるクラウドソリューション事業(自治体情報や車体情報管理など)に経営資源を集中する。

Aiming<3911>、大阪拠点でのオンラインゲーム開発・運営をドキドキグルーヴワークスに譲渡

Aimingは、大阪市内の事業拠点におけるオンラインゲームの開発・運営を会社分割により、デジタルコンテンツ企画開発のドキドキグルーヴワークス(東京都新宿区)に譲渡することを決めた。Aimingは経営立て直しのため、第三者割当による資金調達や早期退職者募集を実施してきたが、財務体質の健全化に向けてもう一段の取り組みが必要と判断した。

パス<3840>、ブロックチェーン事業の合弁子会社Blockshine Japanを経営陣に譲渡

パスは、ブロックチェーン(分散型台帳)の技術開発やコンサルティング業務を手がける合弁子会社のBlockshine Japan(東京都渋谷区。売上高6020万円、営業利益△1億6600万円、純資産△1億1900万円)のすべての保有株式(所有割合51%)を、Blockshine Japan社長の赤坂恵司氏に譲渡した。14日付。譲渡価額は1円。

ゲンダイエージェンシー<2411>、デジタル広告のRitaを子会社化

ゲンダイエージェンシーは、デジタル広告企画・制作のRita(東京都台東区)の全株式を取得し子会社化することを決めた。主要顧客であるパチンコホール向け広告需要が低迷する中、インターネット広告への対応力を強め、パチンコホール以外の分野で広告主の新規開拓を進める。Ritaは2018年2月に設立した若い会社ながら、5G(第5世代通信)の普及に伴い市場拡大が見込まれる動画広告で実績を積みつつあるという。

アジアゲートホールディングス<1783>、土木工事子会社の南野建設を吉田組に譲渡

アジアゲートホールディングスは、土木工事子会社の南野建設(大阪府枚方市。売上高17億8000万円、営業利益7180万円、純資産8億7300万円)の全株式を、地場建設業の吉田組(兵庫県姫路市)に譲渡することを決めた。

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