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久光製薬<4530>がMBO、株式非公開化へ

2026-01-07

久光製薬は競争激化や国内医薬品市場の成熟化、要求品質の高まりなどを背景に、積極的な投資を進めるうえで短期的な業績や株価動向にとらわれない経営体制が必要と判断した。創業家出身の中冨一榮社長が全株を保有し、久光製薬株の2.51%を所有する資産管理会社のタイヨー興産(福岡県久留米市)が、MBO(経営陣による買収)の一環としてTOB(株式公開買い付け)を実施し、株式を非公開化する。久光製薬は賛同を表明し、株主に応募を推奨している。

MBOが成立すれば、基礎的医薬品の指定獲得に向けた取り組みの強化やマイクロニードル技術を用いた新規薬剤の開発強化、米国・アジアでの製品ラインナップ拡充によるシェア拡大などに取り組む。

買付価格は1株につき6082円で、公表前営業日の終値4500円に対して35.16%のプレミアムを加えた。買付代金は約3934億円。

買付予定数は6468万1878株で、下限は4111万9400株(所有割合58.33%)。買付期間は2026年1月7日~2月19日までの30営業日。決済の開始日は2月27日。公開買付代理人はSMBC日興証券。

創業家とその資産管理会社が保有する約5.56%の株式についてはTOBに応募しない。TOBの成立後、不応募株主とタイヨー興産の間で株式交換を実施し、最終的に創業家とその資産管理会社がタイヨー興産を通じて久光製薬の全株式を保有する構図とする。

久光製薬は1903年、医薬品の製造販売を目的に久光兄弟として創業。1951年に三養基製薬、田代鉱機工業と合併。1962年に東証2部に上場し、65年に現社名に変更。1972年に東証1部に移行(2022年4月に東証プライム市場に移行)した。

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