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富士ソフトTOB、KKRが3度目の買付期間延長 2月7日まで

2025-01-24

米投資ファンドのKKRは24日、富士ソフトに実施中の第2回TOB(株式公開買い付け)について、1月24日までとしていた買付期間を2月7日まで12営業日延長したと発表した。買付期間の延長は3度目。同日の富士ソフトの株価は9712円で、市場価格が引き続き買付価格を上回る高値圏で推移している状況を踏まえた。ただ、1株9451円とする現行の買付価格は変更していない。

富士ソフトをめぐっては、米投資ファンドのベインキャピタルがKKRの第2回TOBが撤回または不成立となれば、会社側の賛同がなくともKKRを上回る1株9600円でTOBを始める方針を示している。

KKRは今回の買付期間延長の理由として、株主においてベインキャピタルが「(KKRによる)TOBが撤回または不成立」という前提条件を放棄し、実際に敵対的TOBを開始するか否かを確認してもらったうえで、第2回TOBに応募するかどうかを判断する機会を提供するため、としている。

KKRは株式の非公開化を目的とする富士ソフトへのTOBを2段階方針で行っており、昨年11月上旬に終了した第1回TOBで約34%の株式を取得。11月20日に始まった第2回TOBでは買付価格を第1回分の8800円から9451円に引き上げ、TOB成立の条件とする買付予定数の下限を所有割合19.25%にあたる約1213万株に設定した。

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