第一生命ホールディングス(HD)は11日、パソナグループ傘下で福利厚生代行のベネフィット・ワンに対するTOB(株式公開買い付け)の開始見込みについて、当初予定していた1月中旬から、1月末ごろに変更すると発表した。第一生命HDはベネフィット・ワンと親会社のパソナグループの同意を得ることをTOB実施の前提として両社と協議中。ベネフィット・ワンをめぐっては医療情報サービス大手のエムスリーによるTOBが昨年11月中旬から始まっているが、第一生命HDが12月初めに対抗TOBの予定を表明したのに伴い、1月17日まで延長されている。