カシオ計算機は20日、早期退職優遇制度に78人の応募があったと発表した。開発、生産管理、サービス、物流の各部門に在籍する勤続10年以上で50歳以上の社員(マネジャーは除く)を対象とし、人数を定めず、5月26日~6月8日に募った(退職日8月20日)。人員構成最適化の一環。特別退職金や再就職支援にかかる費用約12億円を特別損失として2023年4〜6月期決算に計上する。
早期退職優遇制度の実施は2019年春以来4年ぶり。前回はコンパクトデジタルカメラ事業からの撤退などの事業構造改革を受け、国内営業部門やスタッフ部門で今回と同じく、人数を定めずに募った(応募は156人)。