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米投資ファンドのベインキャピタル、ネット広告と恋活・婚活マッチングアプリのネットマーケティング<6175>をTOBで非公開化

2022-08-10

米投資ファンドのベインキャピタルは10日、ネット広告事業と恋活・婚活マッチングアプリ事業を手がけるネットマーケティングの株式非公開化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。全株取得を目指しており、買付代金は最大119億円。事業を取り巻く競争環境が厳しくなる中、情報セキュリティー体制の再構築、メディア事業の内製化などに向けた構造改革と積極的な投資を推し進めるためには非公開化が望ましいと判断した。ネットマーケティングはTOBに賛同している。

TOB主体はベインキャピタル傘下のビーシーピーイーブロンズケイマンエルピー(ケイマン諸島)。ネットマーケティング株の買付価格は1株につき900円で、TOB公表前日の終値546円に64.84%のプレミアムを加えた。買付予定数は1331万5912株。買付予定数の下限は所有割合54.91%にあたる828万5800株。買付期間は8月12日~9月26日。決済の開始日は9月30日。公開買付代理人は大和証券。

ネットマーケティング創業者で筆頭株主の宮本邦久社長は保有する全株式23.24%をTOBに応募する予定。同じく創業者の1人である長野貴浩元取締役も保有株式の8割近くにあたる11.78%についてTOBに応じる。

ネットマーケティングは2004年に設立。WebやSNSに関する広告事業と、恋活・婚活マッチングアプリ「Omiai」を中心とするメディア事業を2本柱とする。2017年にジャスダック市場に上場し、2019年に東証1部に昇格した(2022年4月に東証スタンダード市場に移行)。

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