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マーキュリアホールディングス<7347>、包装関連設備のミューチュアル<2773>をTOBで非公開化

2022-05-20
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東京・内幸町で

マーキュリアホールディングスは20日、包装関連設備のミューチュアルに対して株式の非公開化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。全株取得による完全子会社化を目指しており、買付代金は最大116億円。ミューチュアルはコロナ禍による経営環境の変化に加え、取締役・監査役8人の役員の平均年齢が71.5歳と高齢化が顕著で、次世代経営陣の構築が急務という事情を抱えており、持続的な成長確保に向けて外部の経営資源を活用することが有益と判断した。TOBが成立すれば、ミューチュアルは東証スタンダード市場への上場が廃止となる。

マーキュリアは日本政策投資銀行系の投資会社。

ミューチュアル株の買付主体はマーキュリア傘下のエムズ(東京都千代田区)。買付価格は1株につき1800円で、TOB公表前日の終値712円に152.81%のプレミアムを加えた。買付予定数は645万1762株。買付予定数の下限は所有割合66.67%にあたる430万1200株に設定した。買付期間は5月23日~7月14日。決済の開始日は7月25日。公開買付代理人は大和証券。

ミューチュアルは医薬品や化粧品、食品業界向けの包装関連設備を中心に産業機械の輸出入、製造・販売を手がけている。前身のミューチュアルトレイディングは1949年に国産機械の輸出を目的として大阪市で発足。1983年に現社名に変更した。2003年に株式を店頭登録、2004年にジャスダック市場に上場(2022年4月に東証スタンダード市場に移行)した。

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