有限会社山洋(東京都文京区)はジュエリー製造大手の桑山(ジャスダック上場)に対して完全子会社を目的に株式公開買い付け(TOB)を実施することを決めた。山洋は桑山の創業家の資産管理会社で、桑山の桑山貴洋社長、桑山征洋会長ら現経営陣による公開買い付け(MBO)となる。

国内の宝飾品市場は2020年の東京五輪開催でインバウンド(訪日外国人客)需要などが見込まれるものの、全体として少子高齢化の進展や人口減少に伴い厳しい環境が予想されている。こうした環境変化の中、短期的な業績変動に過度に左右されることなく、中長期的な視点で機動的かつ柔軟な意思決定を可能とする経営体制を構築するにはMBOによる株式の非公開化が望ましいと判断した。

買付価格は1株790円で、TOB公表前日の終値に対して28.08%のプレミアムを加えた。買付総額は52億9500万円。買付期間は2018年9月3日~10月17日。