(株)ランド(以下「ランド」)は、EVO FUND(ケイマン諸島、以下「EVOファンド」)を割当先とする第三者割当による種類株式並びに第9回及び第10回新株予約権の発行を決議した。これによりEVOファンドのA種類株式が全て転換された場合、持株比率は42.57%、さらに新株予約権が全て行使された場合、持株比率は74.78%となる。ただし、割当先及びその関連会社で保有するランドの議決権割合を33.3%以下に制限する旨の合意をする予定とのことである。

ランドが属する不動産業界においては、三大都市圏の公示価格の6年ぶりの上昇、東京都心部の空室率の低下、平均賃料の上昇等、回復の兆しがみられ、また、日本銀行の金融緩和政策により、今しばらくは良好な環境が継続するものと考えられている。このような環境下において、同社にも多くの不動産案件情報が寄せられているが、2012年12月に金融商品取引法違反の疑いで証券取引等監視委員会及び神奈川県警の調査を受け、それに付随する風評被害等の影響から、非常に厳しい経営環境に置かれているとのこと。すでに契約、協定を締結済の案件の決済資金を確保できなければ、売主との協議次第で違約金等が生じる可能性があるだけではなく、「ランド=案件を買えない」という業界での風評が生じる可能性がある。これらの案件の決済資金等を調達することが喫緊の課題であり、財務基盤の強化策について、複数の投資家との間で協議をした結果、EVO FUNDを割当先とする本件増資がベストであると判断したとのこと。

第三者割当増資による調達価格は、A種類株式が8億2500万円、第9回及び第10回新株予約権はそれぞれ8億2800万円、16億5000万円。

A種類株式の払込期日は2016年6月1日。

第9回及び第10回新株予約権の割当日は2016年6月1日。