エコグリーンは、再生可能エネルギー発電事業を手がけるジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE、東京都港区)がTOB(株式公開買い付け)などによりエコグリーンを子会社化すると発表した。JREはエコグリーンの社長で筆頭株主である石井光暢氏が保有する82.98%を除いた株式17.02%すべてを取得し、また、エコグリーンが実施する第三者割当増資を引き受けることで計70.47%の所有を目指す。エコグリーンはTOBに賛同の意見を表明している。エコグリーンのTokyo Pro Marketへの上場は廃止される見込み。
エコグリーンは1997年設立で、廃木材を収集し再資源化した木質バイオマスを販売する。JREは太陽光と風力発電プロジェクトを中心に事業を展開しているが、バイオマス発電事業への参入を検討している。両社は関係を強化し、双方の経営資源やノウハウを有効活用することで企業価値の向上を目指す。工場新設などの事業拡大には株主へのリスクが想定されるため株式を非公開化しリスクを回避する。
買付主体はJREが新設したEGインベストメント(東京都港区)。買付価格は1株あたり1080円で、買付代金は最大で1億7647万円となる。買付予定数は16万3400株(所有割合17.02%)で、下限は10万9000株(所有割合11.35%)。買付期間は2015年7月31日から9月10日まで。決済の開始日は9月17日。
第三者割当増資の払込期間は9月18日から12月31日まで。発行価額は15億6354万2100円。
No. | 開示日 | 買い手 | 対象企業・事業 | 売り手 | 業種 ▽ | スキーム ▽ | 取引総額(百万円) ▽ | タイトル |
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1 |
2015年7月30日 |
(株)EGインベストメント
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1,740
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