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三光合成<7888>、積水工機製作所<6487>をTOBにより子会社化へ

2015-03-06

三光合成は、持ち分法適用関連会社の積水工機製作所を子会社化すると発表した。三光合成は現在32.74%を所有する筆頭株主だが、TOB(株式公開買い付け)を実施し、積水工機の完全子会社化を目指す。積水工機はTOBに賛同の意見を表明している。また、第二位株主である積水化学工業は所有する10%の株式すべてについてTOBに応募することで合意している。買付代金は最大で17億7000万円。

積水工機は1961年に積水化学工業のプラスチック成型用金型専門メーカーとして設立された。自動車部品用の大型金型から医療用・食品容器用などの小型精密金型までさまざまなオーダーに対応可能で、特に自動車部品用の金型では豊富な取引実績がある。三光合成は2012年に積水工機の筆頭株主となり、自動車関連部品の受注拡大を目指してきた。しかし、海外の新興メーカーとの競争が激化するなど経営環境が厳しくなるなか、子会社化により意思決定の一体化と戦略的な事業運営体制の構築が必須であると判断した。

買付期間は2015年3月9日〜4月20日。決済の開始日は4月24日。買付価格は1株あたり285円で、公表前営業日の終値209円に対し36.4%のプレミアムを加えた。買付予定数は621万2824株で、下限は412万2000株(議決権数の3分の2)。

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