島精機製作所は、再建中の老舗カシミヤ紡績糸メーカー東洋紡糸工業(大阪市)と同社子会社2社から紡績事業を譲受すると発表した。

東洋紡糸工業は1879年に創業を開始し1947年に設立。カシミヤ紡績糸やカシミヤニットを製造・販売しており、特にカシミヤニット糸は国内トップシェアを占める。しかし、カシミヤ需要の縮小などにより、資金繰りが悪化。2008年1月には、大阪地方裁判所から民事再生法に基づく再生手続開始の決定を受けていた。同社の存亡は、国内における高級カシミヤニット糸の安定供給を大きく左右すると懸念されていたため、業界団体が島精機製作所に支援を要請していた。島精機製作所は、国内ニット業界に寄与できるだけでなく自社の事業との相乗効果も期待できると判断し、取得することとした。

取得価額は非公表。取得予定日は2008年3月下旬以降。