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AIフュージョンキャピタルグループ<254A>、クラウドサービスのショーケース<3909>をTOBなどで子会社化

2024-11-14

AIフュージョンキャピタルグループは14日、クラウドサービスなどIT関連企業のショーケースを子会社化すると発表した。TOB(株式公開買い付け)で39%余りの株式を取得した後、第三者割当増資を引き受けて所有割合を最大51%とする。買収総額は約18億3600万円。AIフュージョンは投資事業の中で、AI(人工知能)領域を主軸に据えており、その一環。ショーケースの東証スタンダード市場への上場は維持される。

ショーケース株の買付価格は1株420円。TOB公表前日の終値349円に20.34%のプレミアムを加えた。買付予定数は所有割合39.64%(増資後の所有割合32.18%)にあたる275万9100株で、下限も同数とした。買付代金は11億5882万円。

創業者で筆頭株主の森雅弘氏、同じく創業者・現会長で第2位株主の永田豊志氏は所有する合計39.2%(増資後の所有割合31.83%)の株式をTOBに応募する予定。

買付期間は11月15日~12月12日の20営業日。決済の開始日は2024年12月19日、公開買付代理人はフィリップ証券。ショーケースはTOBに賛同しているが、応募については株主の判断に委ねることを決めた。

TOB成立後、ショーケースはAIフュージョンを引受先とする約6億7700万円の第三者割当増資(増資後の所有割合18.81%)を実施する。

ショーケースは1996年設立。Webサイト最適化技術を中心に、オンラインビジネスのコンバージョン(成約率)の向上、本人確認におけるなりすまし防止などを実現するクラウドサービスを主力事業として展開。2015年東証マザーズ市場に上場。2016年東証1部に昇格。2022年4月に東証スタンダード市場へ移行した。

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