エル・ティー・エス＜6560＞、フィールド業務向けソフト開発子会社のビジー・ビーを経営陣に譲渡

エル・ティー・エスは、工場内点検や設備点検などのフィールド（現場作業）業務向けソフトウエア開発を主力とする子会社のビジー・ビー（東京都港区。売上高4億8200万円、営業利益4030万円、純資産2億6300万円）の株式30％を、同社社長で共同出資相手の牟田口陽介氏に譲渡することを決めた。ビジー・ビーに対する保有割合を現在の80％から49.9％に引き下げる一方、牟田口氏の保有割合を50.1％とする。牟田口氏が実質的に経営権を持ち、ビジー・ビーとして独自の成長戦略を推し進める。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年2月2日。

ビジー・ビーはエル・ティー・エスがTOB（株式公開買い付け）を通じて昨年10月に子会社化したHCSホールディングスの傘下企業。デジタル化が遅れているフィールド業務の効率化に役立つ業務用アプリケーションの開発を強みとする。