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アイ・オー・データ機器<6916>、MBOで株式を非公開化

2022-02-09

アイ・オー・データ機器は9日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。同社創業者で現会長の細野昭雄氏が設立したAHC(金沢市)がTOB(株式公開買い付け)を行い、全株取得を目指す。買付代金は最大142億5466万円。アイ・オー・データ機器はパソコン周辺機器製造の大手。新規事業領域への拡大など、中長期的に持続可能な成長を達成するための施策を実行するには非公開化が必要と判断した。TOBが成立すれば、東証1部への上場が廃止となる。

買付価格は1株につき1300円で、TOB公表前日の終値891円に45.9%のプレミアムを加えた。買付予定数は1096万5128株。下限は所有割合55.97%にあたる725万6698株に設定した。株式19.4%を持つ筆頭株主の細野会長とその親族、資産管理会社が保有する計27.37%の株式についてはTOBに応募することで合意している。

買付期間は2月10日~3月28日。決済の開始日は4月4日。公開買付代理人は大和証券。

アイ・オー・データ機器は1976年に設立。1991年に店頭市場に株式を上場した。ジャスダック市場、東証2部を経て2016年から東証1部に上場。

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