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大阪港振興<8810>、辰巳商会のTOBを受け入れ上場廃止へ

2011-08-09

大阪港振興は、大阪港で港湾運送業を営む辰巳商会が同社の子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。辰巳商会は現在、大阪港振興の株式73.17%を所有する筆頭株主。TOB成立後、大阪港振興は上場廃止となる見込み。

辰巳商会は2006年1月、大阪港湾地区の振興促進を目的に大阪港振興を子会社化。長引く景気低迷や東日本大震災の影響による厳しい事業環境が続く中、大阪港振興を完全子会社化することで、意思決定の迅速化や上場廃止によるコスト削減を図ることが最善と判断した。

買付価格は1株あたり2650円で、公表日直近の取引成立日である8月5日の終値2289円に対して15.8%のプレミアムを加えた。買付予定数は53万4327株で買付価額は14億1500万円。公開買付期間は2011年8月12日から9月26日までを予定している。決済の開始日は10月3日。

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