イマージュホールディングス＜9947＞、MBOで非公開化

イマージュホールディングスは、MBO（経営陣による買収）で株式を非公開化すると発表した。投資ファンドが運営するTKMホールディングス（東京都千代田区）がTOB（株式公開買い付け）を実施し全株取得を目指す。買付代金は最大で44億1400万円。MBOが成立すれば、イマージュHDの東証1部・大証1部への上場は廃止となる。

イマージュHDは1973年に広告代理業の「なんぼ企画」（高松市）として設立。1978年にカタログ通信販売に進出し、1984年に現在の衣料品通販カタログ「イマージュコレクション」を発刊した。個人消費の低迷や紙カタログ通販の市場縮小などにより、売り上げが減少していたため、株式を非公開化し抜本的な財務・事業構造の改革を実施することにした。

買付価格は普通株式1株314円で、公表前営業日の終値285円に対して10.2%のプレミアムを加えた。買付予定数は1405万8000株で、下限は所有割合65.67％に相当する923万1780株。買付期間は2011年1月11日から2月22日まで。決済の開始日は2月25日。