投資会社のヘキサゴンキャピタルパートナーズ(東京都新宿区)は、江藤鉄男氏、保険代理業のエフシーインシュランス(東京都千代田区)と共同で、ステラ・グループに対してTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。ステラ・グループの普通株式と新株予約権を併せて過半数以上取得し、経営に参画することが目的。ステラ・グループは今回のTOBについて「対応方針は現時点では正式に決定していない」と意見を留保している。ステラ・グループはTOB成立後に上場廃止となる見通し。

TOBを実施するのはヘキサゴンキャピタルパートナーズが2010年10月に設立した買収目的会社のヘキサゴンホールディングス(東京都新宿区)。江藤氏はステラ・グループの筆頭株主で現在株式25.92%を所有している。エフシーインシュランスは株式2.86%を所有する第2位株主で、江藤氏の親族が出資している。

ステラ・グループは1972年に婦人服・紳士服専門店として創業した(創業当時の社名はエルメ)。これまでM&Aにより事業領域を拡大してきたが、投資の失敗により多額の損失を計上。また、大阪証券取引所から不適当な合併や特別損失計上の開示遅延などを指摘され、現在は上場猶予期間に入っている。ヘキサゴンキャピタルパートナーズらは、TOBにより過半数の議決権を確保し経営に参画することで、ステラ・グループの事業再生を目指す。

TOBの買付価格は1株当たり3円。買付予定数は江藤氏とエフシーインシュランス所有分を除いた全株式となる1億7327万2000株。下限は5210万2000株で、応募株数が下限に満たない場合は買い付けを行わない。買付予定額は最大5億1981万6000円。

買付期間は2010年11月19日から2011年1月25日まで。決済の開始日は2月1日。