トヨタ紡織、川島織物セルコン、豊田通商の3社は、2010年4月1日付で輸送用機器内装材事業を統合することで合意した。事業承継会社のTBカワシマ(愛知県刈谷市)を2009年12月22日付で新設する。新会社の持ち分比率はトヨタ紡織が35%、川島織物セルコンが35%、豊田通商グループが30%となる。
川島織物セルコンは自動車・列車・航空 機内装材事業(売上高237億円)を、トヨタ紡織は輸送機器用内装材事業(同19億6000万円)をそれぞれ会社分割し、TBカワシマが承継する。また豊田通商グループの100%子会社で、輸送機器用生地メーカーの龍村美術織物エーアイ(愛知県安城市。売上高55億1000万円、営業利益300万円、純資産3億2000万円)をTBカワシマが吸収合併する。
3社は輸送機器内装材事業を統合することで一層の合理化や効率化を進めるとともに、グローバル化の推進や商品開発力の強化を図る。