コーエーはテクモと2009年4月1日に経営統合することで合意したと発表した。株式移転により共同持ち株会社を設立し、傘下に両社を置く。新会社はコーエーテクモホールディングス<3635>で東京証券取引所に新規上場する。本社をコーエー本社所在地(横浜市)に置き、代表取締役会長に現テクモ代表取締役兼社長の柿原康晴氏、代表取締役社長に現コーエー代表取締役執行役員社長の松原健二氏が就く。
コーエーは歴史を題材としたシミュレーションゲームの「信長の野望」など人気シリーズを展開し、アジア市場を中心に高いブランド力を持つ。テクノは「DEAD OR ALIVE」など世界的に人気のアクションゲームシリーズを生み出し、欧米市場に販売網を拡大している。
ゲーム業界では顧客ニーズが多様化し市場競争が激化している。両社は統合により経営基盤の強化を図る。特にグローバル市場で重要なアクションゲーム分野で戦略的な商品を投入し収益の最大化を目指す。
株式移転比率はコーエー1:テクモ0.9で、コーエーの1株に対して共同持ち株会社の1株を、テクモの1株に対して共同持ち株会社の0.9株を割り当てる。両社は2009年3月26日に上場廃止となる。