ドイツの特殊ガラスメーカー、ショット(マインツ市)は日本法人を通じ、モリテックスに対してTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。株式所有比率(現在2.23%)を51%まで引き上げることを目指す。モリテックスはTOBに賛同の意見を表明しており、TOB後も上場を維持する。

ショットは特殊材料や部品、システムの開発・製造を手がける国際的な企業グループで、年間売上高は約3385億円に上る。照明や光学的画像処理の分野では世界最大規模を誇るメーカー。

モリテックスは光ファイバーなど特殊素材・機器の輸出入や販売が主力で、グローバル企業を目指すため欧州や北米での販路確保が課題となっていた。モリテックスはショット社の傘下に入ることで海外での販売ネットワークを拡大し、新製品の研究開発での協業を図る。

TOBの買付価格は1株あたり740円。TOB公表前営業日の対象株式の終値501円に対して47.7%のプレミアムを加えた。

TOBの買付予定数は677万7000株(下限は458万5600株)で、買付予定額は50億1000万円。

公開買付期間は2008年9月25日から10月23日までを予定している。