オリカキャピタルは、医療機関向けのメディカルローン事業と、不動産ローン事業を譲渡することを決議した。譲渡先は未定で、今後複数の金融事業会社を対象に入札手続きを実施し決定する。
オリカキャピタルは貸金事業の業績が悪化し、2008年3月期中間決算では貸倒引当金の計上などで41億8000万円の純損失を計上。「継続企業の前提に関する疑義(ゴーイングコンサーン)」が注記された。事業の売却で早急に有利子負債の圧縮を図り、譲渡後は消費者ローン事業を中心に業績改善を目指す。
対象事業の直近売上高はメディカルローン事業が3億6300万円、不動産ローン事業が2億2400万円。
譲渡価額は未定。譲渡予定日は2008年3月10日。