ツカモトコーポレーションは、市田との経営統合を目指しTOB(株式公開買い付け)を実施することを決議した。ツカモトコーポレーションは市田の株式を議決権ベースで0.05%所有しているが、TOBにより所有割合を52.42%に引き上げることを目指す。TOB成立後、ツカモトコーポレーションを親会社、市田を子会社とする株式交換を実施する。市田の取締役会はTOBに賛同を表明している。
両社はともに和装事業を中核としているが市場の縮小傾向が続いているため、経営統合により企業価値の向上を図る。
TOBの買付価格は1株あたり57円。2007年12月21日までの過去3カ月間の終値の平均値114円を50%下回る水準に設定している。
TOBの買付予定数は1620万2000株を上限としており、買付予定額は最大9億2351万4000円。
買付期間は2008年1月10日から2月7日までを予定している。
TOB成立後、両社は4月1日付けで株式交換を実施する。株式の交換比率はツカモトコーポレーション1:市田0.5で、市田の普通株式1株に対してツカモトコーポレーションの普通株式0.5株を割り当てる。市田は3月26日に上場廃止となる予定。経営統合後の商号変更は両社とも予定していない。